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値千金同点弾の清水DFヴァウド、「ミスで失点」反省も「大きな武器」の流れから2戦連発

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貴重な同点ゴールを奪った清水エスパルスDFヴァウド

[8.1 J1リーグ第8節 浦和1-1清水 埼玉]

 残り時間は5分を切っていた。ボールを保持して試合を進めながらも得点を奪えず、1点のビハインドを背負ったまま終盤を迎えた清水エスパルス。チームを救ったのは、今季加入したブラジル人助っ人DFヴァウドだった。

 反省している場面がある。それは後半9分に先制点を献上する一つ前のプレーだ。FWレオナルドにプレッシャーを掛けられてGK梅田透吾にバックパスを送ったヴァウド。サイドに開いて梅田からリターンパスを受けたものの、MF関根貴大に体を寄せられてボールはタッチラインを割った。これが浦和ボールとなり、スローインの流れから先制点を奪われてしまう。

「ミスで失点したのを反省しないといけない」

 しかし、そのミスを帳消しにするような大仕事をやってのける。後半41分、MF鈴木唯人が蹴り出した右CKに対し、ファーサイドにポジションをとっていたヴァウドが反応。ヘディングシュートは浦和守備陣にブロックされ、一度ははね返されてしまうが、こぼれ球を味方が拾って二次攻撃につなげる。そして、右サイドを突破したMF中村慶太のクロスに再び反応したヴァウドがヘディングで突き刺した。

 自身にとって2試合連続ゴールは勝ち点1をもたらす貴重な同点弾となり、「最近はセットプレーが大きな武器。最後に決められて嬉しい」と喜びを表した。

(取材・文 折戸岳彦)
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