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色褪せぬ14年前の衝撃…山形“歴代最強”助っ人は今も現役の35歳Jリーガー

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山形時代のFWレアンドロ

 Jリーグ各クラブの時代を彩ってきた助っ人ストライカーたち。「モンテディオ山形で史上最強は?」と問われれば、FWレアンドロ(現東京V)の名前が多く挙がるのではないだろうか。

 2005年に母国ブラジルのクラブから大宮に期限付き移籍し、翌06年から山形にレンタルで加入。前年のJ1で7試合1得点に終わっていた当時21歳のFWは、来日2年目で臨んだJ2の舞台で大ブレイクを果たした。攻撃の中心としてリーグ戦40試合に出場し、得点ランキング3位の23ゴールを記録。山形が13チーム中8位と結果が残せなかった中で、現在も破られていない1シーズンのクラブ歴代最多得点数を叩き出した。

 今月8日のホームゲームで一般販売される山形のJリーグ公式戦全ゴールをまとめたDVD/ブルーレイ作品『JリーグオフィシャルBlu-ray/DVD モンテディオ山形 ALL 1000GOALS J.LEAGUE 1999-2019』には、そのレアンドロのゴールショーも完全収録されている。当時の無双ぶりは今見ても衝撃的だ。

 1999〜2006年シーズンの副音声には、内山俊彦氏(現山形ユース監督)と根本亮助氏(現山形Jrユース村山コーチ)が登場。レアンドロと同時期にプレーしたクラブOBがゴール集とともに当時を振り返っている。

 内山氏は映像の中で次々とネットを揺らすレアンドロに「めちゃくちゃうまかったよね。しかもこの時は順位が悪かったでしょ。下から6番目で23点ってすごくない?」と感心したように話し、クラブ史上初のハットトリック達成者である地元出身ストライカーの根本氏も「すごいですよね。1人で点取ってたからなあ、レアンドロ」と回顧。「僕、レアンドロと一緒に出た時、守備しかしてないです。(攻撃は)お任せしてました(笑)」とも明かした。

 山形で強烈なインパクトを残したレアンドロは2007年にJ1昇格組の神戸に期限付き移籍。同じタイミングで神戸に加入した内山氏は、新天地でレアンドロと再会した時のエピソードを冗談交じりに語り、周囲の笑いを誘っている。

「俺、神戸で一緒になってさ。同期入団になったの。そしたらレアンドロに『お前いるの?』みたいな顔された(笑)。あっちは鳴り物入りというか助っ人だから」

 山形で覚醒したブラジル人FWは2度目の挑戦となったJ1でも実力を発揮。翌2008年にレンタルから完全移籍に移行し、09年には活躍の場を神戸からG大阪に移した。その後、カタールやJリーグの複数クラブを渡り歩き、神戸在籍時の16年にはJ1得点王、Jリーグベストイレブン、Jリーグ優秀選手賞を受賞。35歳となった現在も東京Vで現役を続けている。

 収録時間220分に及ぶ同DVDにはJリーグ参入から21年間のリーグ戦に加え、リーグカップ、プレーオフで記録した全1039ゴールを収録。内山氏と根本氏が担当した副音声では前述のほか、「練習中のバッチバチのケンカ」「遠くが見えすぎた永井篤志氏の伝説サイドチェンジ」「財前宣之氏“禁断の移籍”にまつわる秘話」など、今だから話せるぶっちゃけトークが満載だ。

※DVDの内容は許可を得て使用しています。

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