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何があった? 京都指揮官、チームの逆転4発目にガッツポーズではなく頭抱える

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珍しいリアクションを見せた實好礼忠監督

[8.8 J2第10節 山形3-4京都 NDスタ]

 京都サンガF.C.は8日、J2第10節でモンテディオ山形とのアウェー戦に臨み、4-3で逆転勝利を飾った。後半42分にFWピーター・ウタカの逆転となる4点目が生まれた瞬間、實好礼忠監督が見せたのはガッツポーズではなく、頭を抱えるジェスチャー。その時の心境を試合後のフラッシュインタビューで明かしている。

 京都は3バックから4バックに変更した山形に対し、序盤から押される展開となった。前半22分に先制を許し、ウタカの2ゴールで逆転したが、2失点を喫して再びリードを許す。それでも後半8分、スピードを生かして抜け出したウタカが同点弾を奪うと、同42分には左サイドのDF本多勇喜のクロスからウタカがヘディングを決め、劇的な逆転ゴールを挙げた。

 だが、ベンチに目を向けると、京都の實好監督が最初に見せたのは頭を抱えるジェスチャー。その後、頭に片手を置いたままスタッフらとグーの手でハイタッチし、駆け寄ってきたウタカを笑顔で迎えた。

 試合後に「山形さんの圧に終始苦しんで、なんとか(勝った)というゲームです」と振り返った實好監督は、決勝ゴール後のリアクションについて問われると「ちょっと僕自身も経験したことがないというか、そういう内容のゲームで、ちょっと…こう(頭を抱えるジェスチャー)なっちゃいました(笑)」と、戸惑いから生まれたものだと説明。今後に向けて「引き続き自分たちのことをしっかり見つめて、自分たちのプレーを出せるように日々努力していきたいです」と話した。

 G大阪OBの實好監督は過去にG大阪U-23を率い、今季から京都の指揮官に就任。開幕から前節まで3得点以上を挙げたゲームはなく複数失点もゼロと、ロースコアな展開が続いており、今節の山形戦のような打ち合いはなかった。

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