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“コンパクトな振り”から同点弾! 横浜FMオナイウ「スペースがなかったので…」

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横浜F・マリノスのFWオナイウ阿道

[8.8 J1第9節 横浜FM1-1柏 日産ス]

 横浜F・マリノスのFWオナイウ阿道は0-1で迎えた後半33分、MF天野純とのワンツーでゴール前に攻め込み、鋭く右足を振って繰り出したシュートで同点ゴールを奪った。自身にとっては7月8日の第3節湘南戦(○3-2)以来、約1か月ぶりの得点となった。

 コンパクトなシュートモーションが勝負を分けた。「ボールを受けた時にしっかり前を向けた。純くんが動いているのが見えたのでもう一回もらいに行った。スペースがなかったので、もらったボールをなるべくすぐに打とうと思った」。そうして放たれたシュートは対面したMF大谷秀和のタイミングを外し、大谷がブラインドとなったことで名手GK中村航輔の壁をも破った。

 5試合連続のベンチスタートとなったこの日、オナイウは前半のチームを「一つ一つのプレーをすごく集中してやれているし、ボールを失った後の切り替えも以前より良くなっている。相手がスペースに出て、そこにボールが出された時に戻るスピード、リカバリースピードも速くなっている」と感じていたという。

 一方、シュートの意識は乏しいように思われた。「もっとゴール前でシュートを打ってもいいと思っていた。僕が入ったらトライしてみよう、やらないといけないなと感じていた」。そうした意識も実を結び、ゴールという形でチームの勝ち点1獲得に貢献した。

「個人のミスが出てしまったのはもったいないが、そのまま試合を終わらせないで引き分けに持ってこられたのは大きい」。追いついての引き分けをポジティブに捉えたオナイウは「もう一つ取って逆転、さらにもう一つ取って突き放す時間はあった。それをできるようになれば勝ちにつながるし、相手に圧力を感じさせられるチームになれると思う」と前を向いた。

(取材・文 竹内達也)
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