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美しい黄色の2ライン…千葉・尹監督「組織的な守備ができた」

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CBでコンビを組んだDFチャン・ミンギュ(左)とDF新井一耀が喜びを分かち合う

[8.9 J2リーグ第10節 町田0-2千葉 Gスタ]

 黄色の2ラインが上下左右に美しく動く。ジェフユナイテッド千葉は最後までFC町田ゼルビアにゴールを許すことなく、2-0の完封勝利で5試合ぶりの白星を獲得した。

 前半から町田にチャンスらしいチャンスを作らせなかった。千葉も決定機を創出するのに苦労したものの、前半41分にMF田口泰士の直接FKが相手に当たってコースが変わると、GK秋元陽太の逆を突いて先制に成功。さらに2分後の同43分には、MF米倉恒貴の「当たりそこないだった」というシュートが、大きくバウンドして秋元の頭上を越え、ゴールマウスに収まって追加点が生まれた。

 ともにラッキーな形での得点だったかもしれない。しかし、その2点で余裕が生まれたのか、特に後半に入ってからの千葉の守備は集中していた。無理に前から行くのではなく、自陣深くにドン引きするのでもない。最終ラインと中盤の2ラインが上下左右に一糸乱れぬ動きを見せ、守備ブロックに入ってくる相手攻撃をはね返し続けた。

「全体的に組織的な守備ができた。お互いの距離感も良かったし、相手が蹴ってくるボールに対してもうまく対処できた。すべての選手が高い守備意識を保てたと思う」(尹晶煥監督)

 90分間集中力は途切れることなく2-0の完封勝利。手応えは感じられたはずだ。次節・松本戦でも組織的な守備を披露して、今季初となる2連勝を収めたい。

(取材・文 折戸岳彦)
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