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初先発J・サントスが鮮烈すぎる2得点! 大然も初ゴールの横浜FM、“弟子”清水との7発打ち合い制す

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2ゴールを決めたFWジュニオール・サントス

[8.19 J1第11節 清水3-4横浜FM アイスタ]

 J1リーグは19日、第11節を各地で行い、横浜F・マリノス清水エスパルスを4-3で破った。今夏、柏レイソルから期限付き移籍で加入したFWジュニオール・サントスが初先発で2ゴールの大活躍。FW前田大然とMF渡辺皓太も移籍後初ゴールを決め、両チーム合計7得点の打ち合いを制した。

 清水のピーター・クラモフスキーは昨季まで、横浜FMのヘッドコーチとしてアンジェ・ポステコグルー監督の右腕を担当。初めての師弟対決となった。前節の仙台戦(△0-0)から先発1人を入れ替え、DF金井貢史に代わってDF奥井諒を入れた。対する横浜FMは前節の大分戦(●0-1)から先発6人を変更。加入したばかりのJ・サントス、前田が揃って先発し、昨季JリーグMVPのFW仲川輝人が5試合ぶりに復帰した。

 横浜FMは前半2分、凄まじいゴールで早くもスコアを動かした。MF喜田拓也の縦パスが自陣に引いたJ・サントスの足元に入ると、右回りのターンからハーフウェーラインを越えて敵陣に突破。寄せてきたMFヘナト・アウグストは左半身で制し、DFファン・ソッコを抜き去りながらペナルティエリア右から右足を一閃。約50mをドリブルで切り裂いてのシュートがゴール左隅に突き刺さり、移籍後初ゴールが先制点となった。

 それでも前半12分、清水は引いて受けたFWカルリーニョス・ジュニオを起点にMF竹内涼が左サイドにボールを渡すと、ゴール左斜め前からFW西澤健太が右に持ち替えて右足シュート。ニアポスト上方を華麗に撃ち抜いて同点に追いついた。西澤は6試合ぶりの得点で今季2ゴール目。昨季も横浜FM戦で得点を挙げており、相性の良さも見せつけた。

 点の取り合いはまだ続く。前半19分、横浜FMはセットプレーの流れからDF高野遼が左サイドを駆け上がると、アーリー気味のクロスに前田がヘディングシュート。ふわりと浮いたボールがネットに吸い込まれ、前田の移籍後初ゴールで再び勝ち越した。ところが43分、清水は右サイドに開いたMF金子翔太のアーリークロスを処理した相手DFチアゴ・マルチンスのクリアがネットに入ってオウンゴール。2-2でハーフタイムを迎えた。

 後半開始時、横浜FMは前田に代えてFWエリキを投入。その後も一進一退の攻防が続き、横浜FMはエリキ、清水はカルリーニョスがチャンスをつくった。17分、清水はスルーパスに後藤が抜け出し、フリーの状態から中央に折り返そうと試みたが、ここはT・マルチンスがブロック。23分には清水が金井とFW鈴木唯人、横浜FMがMF渡辺皓太、MF扇原貴宏、FW松田詠太郎の3選手を一挙に投入した。

 その後は横浜FMが優勢。後半29分、右サイドからカットインした松田のノールックパスからDF松原健が右サイドを攻め上がり、強烈な右足シュートを狙うも右ポストに直撃。34分にはゴールライン際までえぐった松田のクロスにエリキがボレーで合わせるも、GK梅田透吾の正面に飛んだ。その後は清水に決定機もあったが、最後は横浜FMが“師匠”の意地を見せた。

 まずは後半39分、渡辺のパスを受けたJ・サントスがゴール右斜め前から右足でファーポスト際に突き刺して勝ち越しゴール。J・サントスは初先発で2ゴールの大活躍となった。さらに横浜FMは41分、左サイドを攻め上がった高野のクロスから渡辺がダイビングヘッドでJ1初ゴール。終盤に2ゴールを奪った横浜FMはアディショナルタイム、セットプレーから金井のゴールで失点したが、4-3で勝利。3試合ぶりの白星を収めた。

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