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清武ミドル&高木1年2か月ぶり弾で逆転成功! C大阪が5連勝達成、王者・横浜FMは負け越しで前半戦終了

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[9.13 J1第16節 横浜FM1-2C大阪 日産ス]

 J1リーグは13日、第16節を行い、セレッソ大阪横浜F・マリノスを2-1で破った。後半立ち上がりに微妙な判定で失点したが、そこからの攻勢で相手を数的不利に追い込みつつ見事逆転し、5連勝を達成。一方、敗れた昨季王者の横浜FMは6勝3分8敗と負け越した状態でシーズンを折り返した。

 互いに前節から中3日での一戦。横浜FMは名古屋戦(●1-2)から7人を入れ替えながらも3-4-3の新システムを継続し、GK梶川裕嗣、DF伊藤槙人、DF小池龍太、MF渡辺皓太、MF和田拓也、MFティーラトン、FWエリキを新たに起用した。対するC大阪は札幌戦(○2-0)から2人を変更。DF片山瑛一とMFレアンドロ・デサバトが新たに入った。

 最初のビッグチャンスはC大阪。前半3分、右サイドからのMF清武弘嗣のFKにFW都倉賢が頭で合わせるも、梶川の的確なポジション取りに阻まれた。すると横浜FMも4分、カウンターから左サイドを駆け上がった小池がクロスを送ると、FWジュニオール・サントスがつないでエリキがシュート。クロスバーの跳ね返りをJ・サントスが頭で押し込もうとしたが、片山がゴールライン付近でクリアした。

 その後はC大阪のビルドアップに対し、横浜FMがハイプレスで封鎖するような構図が続く。前半20分、C大阪はプレッシングをうまくいなした瀬古のミドルパスを起点にチャンスを創出。このボールを清武が頭でフリックし、左サイドに抜け出した都倉が素早く縦に出したが、MF奥埜博亮の突破はDF畠中槙之輔に阻まれ、良い形でのシュートにはつなげられなかった。

 横浜FMは前半25分、和田からのパスを受けたエリキが強烈なミドルシュートを放つもクロスバーに直撃。29分にも鋭い突破を見せたエリキがペナルティエリア内右から狙ったが、瀬古にスライディングでブロックされた。その後もサイドをうまく使った攻撃から次々とシュートチャンスを迎えた横浜FMだったが、フィニッシュの精度を欠いてゴールに至らず。0-0のままハーフタイムを迎えた。

 ようやく試合が動いたのは後半7分だった。横浜FMは右のハーフスペースでボールを受けた渡辺が左サイドに展開すると、オフサイド気味に飛び出したFWマルコス・ジュニオールがクロスを供給。ゴール前でフリーになっていたエリキが頭で合わせ、ゴール右隅に流し込んだ。横浜FMは9分にもJ・サントスがフリーでヘディングシュートを放つも、これは惜しくも枠を外れた。

 C大阪は後半10分、L・デサバトとのパス交換からFW奥埜博亮が左足で狙ったがシュートはゴールマウスの左外。11分には清武のFKから都倉が頭で狙うも、梶川のビッグセーブに阻まれた。それでも13分、DF松田陸の斜めのパスをMF坂元達裕が収めて左に流すと、後ろから走り込んだ清武が右足ダイレクトでシュート。力みのないボールがゴール左隅に吸い込まれ、すぐさま同点に追いついた。

 C大阪は後半19分、、右サイドでボールを奪った坂元が都倉につなぎ、左サイドにボールが展開されると、パスを受けた清武が背後にボールを配給。後方から走り込んだ片山が抜け出し、後方から伊藤に倒された。今村義朗主審は伊藤が決定機を阻止したとして一発レッドカードを提示。ここで獲得したC大阪のFKは清武が枠を外したものの、横浜FMは10人で戦う形となった。

 横浜FMは後半25分、エリキ、和田、渡辺に代わってMF扇原貴宏、MF喜田拓也、FW仲川輝人を投入。C大阪は数的優位になった後、都倉とMF木本恭生を下げてFW高木俊幸とFW鈴木孝司を入れた。C大阪は36分、松田のクロスに鈴木がニアで反応するも相手DFが阻止。横浜FMは39分、途中出場FW前田大然が強引な突破から右足で狙ったが枠を外れた。

 すると後半41分、C大阪がついにスコアを動かした。右サイドでボールを受けた坂元が次々とフェイントを繰り出してティーラトンを抜き去ると、鋭いグラウンダーのクロスを供給。ゴール前で待っていた高木がワンタッチで流し込んだ。腰の負傷を乗り越えた高木は昨年7月13日の第19節名古屋戦以来となるリーグ戦での得点。これが決勝点となり、C大阪が5連勝を果たした。

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