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止まらない鹿島、後半AT劇的ゴールで7連勝!! 最下位・湘南が大奮戦も無情な幕切れ

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[9.23 J1第18節 鹿島1-0湘南 カシマ]

 J1リーグは23日、第18節を各地で行い、鹿島アントラーズ湘南ベルマーレに1-0で勝利した。6試合連続で複数得点が続いていた鹿島は、最下位に沈む湘南の固い守備を崩せないまま後半アディショナルタイムを迎えたが、FMファン・アラーノが終了間際に決勝弾。劇的な展開で勝ち点3をもぎ取り、7連勝を果たした。

 互いに前節から中3日での一戦。ホームの鹿島はC大阪戦(○2-1)から4人を入れ替え、古巣対戦のDF杉岡大暉、MF荒木遼太郎、MF永木亮太、MF遠藤康を新たに入れた。対する湘南は清水戦(●0-3)から1人を変更し、MF古林将太に代わって初先発のMF舘幸希を起用。MF岡本拓也がウイングバックに入った。

 前半16分、絞って受けた遠藤が左サイドの背後に展開し、ここに杉岡が反応。身体を張ってタメをつくり、落としたボールからFWエヴェラウドの惜しいシュートが生まれた。さらに鹿島は30分、DF小泉慶の素早いボール奪取からMF永木亮太がミドルシュート。これは19歳のGK谷晃生が好セーブを見せたが、鹿島が優位に試合を進めていた。

 それでも湘南も前半37分、中央を細かいワンタッチパスで崩してFW石原直樹が左足でループ気味のシュート。うまく足にはヒットせずにGK沖悠哉にセーブされたが、守勢の中にも狙いが垣間見えた。その後も鹿島の主導権は変わらず、ハーフコートで試合が進むも、スコアレスのままハーフタイムを迎えた。

 後半最初のビッグチャンスは湘南。15分、左に開いたMF齊藤未月のクロスに石原直が反応したが、ヘディングシュートは左ポストに当たり、跳ね返りをMF松田天馬がつなぐも、再び石原直が放ったシュートは沖のビッグセーブに阻まれた。19分にも湘南に決定機。DF石原広教の折り返しは鹿島のMF和泉竜司が凄まじい戻りで防ぎ切った。

 一方的に攻め続ける湘南は後半22分、岡本のパスに抜け出したMF茨田陽生のクロスに齊藤がボレーで合わせたが、うまくミートせず枠外。その後は互いに交代選手を次々に繰り出し、MF名古新太郎が再開後初出場、ルーキーMF松村優太は8試合ぶりの出場を果たした。

 それでもスコアは動かず、アディショナルタイムに突入したが、最後に劇的な展開が待っていた。後半45+4分、鹿島はアラーノのパスがDF坂圭祐にカットされたが、跳ね返りを拾ったアラーノが果敢にシュート。このボールが石原広に当たって軌道が変わり、ネットに吸い込まれた。

 そして湘南のキックオフ直後にタイムアップ。土壇場で湘南守備陣を破った鹿島が7連勝を果たした。一方の湘南は後半に主導権を握る時間帯もつくり、6試合連続で複数得点中の鹿島を相手に無失点を続けていたが、最後は不運な形での無情な幕切れとなった。

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