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ジーコ氏、ミラン移籍破談の過去を語る「今のように望めば移籍できる時代ではなかった」

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ジーコ氏、ミラン移籍破談の過去を語る

 鹿島アントラーズのテクニカルディレクター(TD)を務めるジーコ氏が、9日から11日にかけてイタリアで開催されたフェスティバル・デロ・スポルトの企画「ブラジルのレジェンド」にリモート出演し、ミラン移籍破談の舞台裏を語った。

 現役時代、母国ブラジルのフラメンゴで10年以上にわたって活躍したのち、30歳を迎えた1983年にセリエAウディネーゼへと移籍したジーコ氏。その後、古巣への復帰を経て1991年に鹿島の前身である住友金属に加入すると、1994年に現役引退を迎えた。そんなジーコ氏は、ウディネーゼ加入以前に名門ミラン移籍のチャンスがあったことを明かした。

「ミランに移籍できず、残念だったよ。当時のミランはセリエBに所属していて難しい状況だったのと、フラメンゴも難しい立場にあった。あの頃は、今のように選手が移籍を望めば移籍できるような時代ではない。フラメンゴが私の所有権を保持していて、フラメンゴが『ノー』と言えば『ノー』。私が退団しようとすれば、2年間は活動を停止しなければならなかった。しかし、もうすぐ30歳になるのに活動を停止するなんてできない」

「それに別の問題もあったようだ。私の代理人がミラノまで足を運んですべてを見て回り、契約も途中まで準備が進んでいた。しかし移籍金を発表する段階になり、会長がやって来て、当初とは別の金額を言ったんだ。もしかしたら会長が記者を潜り込ませていたのかもしれない。すべてが録音されており、これが痛手となった。私の移籍が実現しなかったのはこのためだと思う」

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