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野戦病院化の大宮、新加入DF山田も即先発。復帰戦の山越は覚悟「苦しい状況ですが…」

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19試合ぶりの復帰戦となった大宮DF山越康平

[10.25 J2第29節 大宮0-0長崎 NACK]

 大宮アルディージャは故障者が続出し、苦しい台所事情が際立っている。J2屈指の攻撃力を誇る長崎を無失点に抑えたが、チャンスを生かせず2試合連続のドロー。中断明け直後は首位にも君臨したが、そこから失速し、現在は6試合未勝利で16位に低迷している。

 今節もベンチメンバーは5人という緊急事態。20日に加入が発表されたDF山田将之もいきなりのスタメン起用となり、本職のセンターバックではなく不慣れな右ウイングバックで新天地デビューを果たした。後半途中からはFWの富山貴光がウイングバックを担ったが、「成長するチャンス。苦しい状況ですが、みんなでしっかり乗り越えていきたい」と前を向いた。

 終了間際に意地を見せた。後半35分、富山のパスをMF三門雄大が落とし、MF黒川淳史がループシュート。後半アディショナルタイムにも波状攻撃で押し込み、MF菊地俊介とのワンツーで抜け出した黒川がクロス。最後はMF翁長聖のパスに三門が右足ダイレクトで合わせる決定機を迎えたが、カバーに入った相手DFがクリア。CKに合わせたDF西村慧祐のヘディングシュートもわずかに枠を外れ、試合終了のホイッスルが吹かれた。

 負傷から戻ったDF山越康平は後半32分から途中出場。8月8日の第10節新潟戦以来、19試合ぶりの復帰となった。前節の松本戦ではDF河本裕之が体を張った守備で負傷。「苦しい状況が続いていますが、みんな苦しい中で体を張れている。前節は河本さんがあれだけ体を張って守っている姿を見て、自分も覚悟を持ってピッチに入らないといけないと感じた」と語った山越は「苦しい状況が続きますが、体を張って熱いプレーを見せたい」と決意をにじませた。

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