鹿島が2点差ひっくり返す圧巻逆転劇!! 綺世、エヴェ、遠藤のスーパーゴール3発で横浜FM撃破
[11.3 J1第31節 横浜FM2-3鹿島 日産ス]
J1リーグは3日、ACL延期の影響で前倒しとなった第31節1試合を行い、横浜F・マリノスと鹿島アントラーズが対戦した。ホームの横浜FMが2点を先行する展開となったが、そこから反撃した鹿島がどれもスーパーゴールの3得点で逆転に成功。敵地で名門対決を制し、ACL出場権獲得に望みをつないだ。
ホームの横浜FMは中2〜3日の21連戦が前節の広島戦(●1-3)で終了し、約2か月半ぶりに中5日という準備期間を経て迎える一戦。出場停止のDF畠中槙之輔に代わってDF伊藤槙人が入った以外はベストメンバーといえる陣容を先発に揃えた。対する鹿島は前節の名古屋戦(●0-2)から中2日。前節で退場し出場停止のMFファン・アラーノ、前節で負傷のMF和泉竜司に代わってMF荒木遼太郎とFW上田綺世が入った。
序盤からコンディション面で優位に立つ横浜FMが主導権を握ったが、最初の決定機は鹿島。前半11分、敵陣右サイドでのFKからファーサイドにハイボールが入り、左サイドハーフ起用のFWエヴェラウドが高い打点のヘディングで折り返すと、このボールが角度のないところからゴールマウスに向かった。だが、必死で戻った伊藤がこれをヘディングでクリア。思わぬ失点を回避した。
するとその後は横浜FMが一気に攻め込み、前半13分過ぎにFWジュニオール・サントスに立て続けの決定機。これらはDF犬飼智也の好守にも遭い、ゴールを割ることはできなかったが、4分後にスコアを動かした。17分、FWエリキとのパス交換で左サイドを突破したDF小池龍太が鋭いグラウンダークロスを送ると、ファーから走り込んだMF水沼宏太が右足アウトサイドでプッシュ。4試合ぶりのゴールで先制点をもたらした。
その後もボールを握り続ける横浜FMは前半27分、追加点を奪った。MFマルコス・ジュニオールが右サイドに展開してカウンターをスタートすると、水沼がドリブルで駆け上がって左サイドに展開。これを受けたエリキがJ・サントスとのパス交換からエリア内でフリーとなり、最後は冷静なコントロールシュートを決めた。
なかなか良い形をつくれなかった鹿島もここから反撃をスタート。前半30分、DF永戸勝也の左CKに頭で合わせた上田のヘッドはGK高丘陽平のスーパーセーブに阻まれたが、37分にも犬飼が惜しいヘディングシュートでゴールに近づく。そして39分にようやくゴールを奪取。左サイドで前を向いたMF土居聖真のフィードが前線に入ると、素早い裏抜けを見せた上田が完璧なトラップで収め、強烈なボレーシュートを叩き込んだ。
上田のスーパーゴールで1点を返した鹿島はその後も攻め続け、エヴェラウドが左サイドでトリッキーなラボーナパスを通すなど圧倒的な存在感。ゴールを奪えないままハーフタイムを迎えたものの、後半に向けて勢いを残した。そしてザーゴ監督は後半開始時、荒木に代わってMF遠藤康を投入した。
すると後半は鹿島のペースでスタート。ハイプレッシャーで横浜FMの攻撃を許さず、左サイドのエヴェラウドにつないで攻撃を展開すると、12分には永戸の右足ミドルシュートでゴールに迫った。また14分には、エヴェラウドがダイナミックなボレーシュートも披露。防戦一方の横浜FMは15分、マルコスの左CKからJ・サントスが力強いヘディングシュートを放ったが、わずかに枠を外れた。
鹿島は後半17分、中盤中央を起点としたカウンターから上田が遠藤とのパス交換で抜け出し、最後は右を攻め上がったDF小泉慶にスルーパスを送ると、シュートで終わってCKを奪取。18分には前節の試合前に負傷して出場回避したMF三竿健斗をMF永木亮太に代わって投入し、さらに反撃の姿勢を強めると、直後にはさっそく三竿を起点に右サイドを打開して決定機をつくった。
それでも後半22分過ぎの飲水タイムを経て、横浜FMもうまく修正。徐々に拮抗した展開となり、31分にはゴール前でのパスワークからマルコスが惜しい左足シュートを放った。ところが鹿島は33分、自陣でのビルドアップからゆっくりと回して横浜FMのプレスを剥がすと、三竿が左サイドに展開。このボールは松原にインターセプトされたが、すぐにかっさらったエヴェラウドがカットインから豪快なミドルシュートを突き刺し、ついに同点に追いついた。
鹿島は後半34分、小泉と土居を下げてFW伊藤翔とDF常本佳吾を投入。横浜FMユース出身で明治大在学中の常本は古巣相手のJリーグデビューとなった。対する横浜FMは36分に3枚替え。MF喜田拓也、水沼、J・サントスに代わってMF天野純、FW前田大然を起用し、攻撃陣にフレッシュな選手を並べた。
それでも鹿島の勢いは止まらなかった。後半37分、エヴェラウドのカットインシュートはわずかに右へと外れたが、39分、右サイドに開いた伊藤がふんわりとしたクロスボールをエリア際中央に配給すると、遠藤が落ち着いたバックステップから華麗なボレーシュート。これがゴール右隅に突き刺さり、鹿島がついに2点差を逆転した。そのままリードを守り切った鹿島が3-2で勝利。両者の勝ち点差を4に広げた。
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J1リーグは3日、ACL延期の影響で前倒しとなった第31節1試合を行い、横浜F・マリノスと鹿島アントラーズが対戦した。ホームの横浜FMが2点を先行する展開となったが、そこから反撃した鹿島がどれもスーパーゴールの3得点で逆転に成功。敵地で名門対決を制し、ACL出場権獲得に望みをつないだ。
ホームの横浜FMは中2〜3日の21連戦が前節の広島戦(●1-3)で終了し、約2か月半ぶりに中5日という準備期間を経て迎える一戦。出場停止のDF畠中槙之輔に代わってDF伊藤槙人が入った以外はベストメンバーといえる陣容を先発に揃えた。対する鹿島は前節の名古屋戦(●0-2)から中2日。前節で退場し出場停止のMFファン・アラーノ、前節で負傷のMF和泉竜司に代わってMF荒木遼太郎とFW上田綺世が入った。
序盤からコンディション面で優位に立つ横浜FMが主導権を握ったが、最初の決定機は鹿島。前半11分、敵陣右サイドでのFKからファーサイドにハイボールが入り、左サイドハーフ起用のFWエヴェラウドが高い打点のヘディングで折り返すと、このボールが角度のないところからゴールマウスに向かった。だが、必死で戻った伊藤がこれをヘディングでクリア。思わぬ失点を回避した。
するとその後は横浜FMが一気に攻め込み、前半13分過ぎにFWジュニオール・サントスに立て続けの決定機。これらはDF犬飼智也の好守にも遭い、ゴールを割ることはできなかったが、4分後にスコアを動かした。17分、FWエリキとのパス交換で左サイドを突破したDF小池龍太が鋭いグラウンダークロスを送ると、ファーから走り込んだMF水沼宏太が右足アウトサイドでプッシュ。4試合ぶりのゴールで先制点をもたらした。
その後もボールを握り続ける横浜FMは前半27分、追加点を奪った。MFマルコス・ジュニオールが右サイドに展開してカウンターをスタートすると、水沼がドリブルで駆け上がって左サイドに展開。これを受けたエリキがJ・サントスとのパス交換からエリア内でフリーとなり、最後は冷静なコントロールシュートを決めた。
なかなか良い形をつくれなかった鹿島もここから反撃をスタート。前半30分、DF永戸勝也の左CKに頭で合わせた上田のヘッドはGK高丘陽平のスーパーセーブに阻まれたが、37分にも犬飼が惜しいヘディングシュートでゴールに近づく。そして39分にようやくゴールを奪取。左サイドで前を向いたMF土居聖真のフィードが前線に入ると、素早い裏抜けを見せた上田が完璧なトラップで収め、強烈なボレーシュートを叩き込んだ。
上田のスーパーゴールで1点を返した鹿島はその後も攻め続け、エヴェラウドが左サイドでトリッキーなラボーナパスを通すなど圧倒的な存在感。ゴールを奪えないままハーフタイムを迎えたものの、後半に向けて勢いを残した。そしてザーゴ監督は後半開始時、荒木に代わってMF遠藤康を投入した。
すると後半は鹿島のペースでスタート。ハイプレッシャーで横浜FMの攻撃を許さず、左サイドのエヴェラウドにつないで攻撃を展開すると、12分には永戸の右足ミドルシュートでゴールに迫った。また14分には、エヴェラウドがダイナミックなボレーシュートも披露。防戦一方の横浜FMは15分、マルコスの左CKからJ・サントスが力強いヘディングシュートを放ったが、わずかに枠を外れた。
鹿島は後半17分、中盤中央を起点としたカウンターから上田が遠藤とのパス交換で抜け出し、最後は右を攻め上がったDF小泉慶にスルーパスを送ると、シュートで終わってCKを奪取。18分には前節の試合前に負傷して出場回避したMF三竿健斗をMF永木亮太に代わって投入し、さらに反撃の姿勢を強めると、直後にはさっそく三竿を起点に右サイドを打開して決定機をつくった。
それでも後半22分過ぎの飲水タイムを経て、横浜FMもうまく修正。徐々に拮抗した展開となり、31分にはゴール前でのパスワークからマルコスが惜しい左足シュートを放った。ところが鹿島は33分、自陣でのビルドアップからゆっくりと回して横浜FMのプレスを剥がすと、三竿が左サイドに展開。このボールは松原にインターセプトされたが、すぐにかっさらったエヴェラウドがカットインから豪快なミドルシュートを突き刺し、ついに同点に追いついた。
鹿島は後半34分、小泉と土居を下げてFW伊藤翔とDF常本佳吾を投入。横浜FMユース出身で明治大在学中の常本は古巣相手のJリーグデビューとなった。対する横浜FMは36分に3枚替え。MF喜田拓也、水沼、J・サントスに代わってMF天野純、FW前田大然を起用し、攻撃陣にフレッシュな選手を並べた。
それでも鹿島の勢いは止まらなかった。後半37分、エヴェラウドのカットインシュートはわずかに右へと外れたが、39分、右サイドに開いた伊藤がふんわりとしたクロスボールをエリア際中央に配給すると、遠藤が落ち着いたバックステップから華麗なボレーシュート。これがゴール右隅に突き刺さり、鹿島がついに2点差を逆転した。そのままリードを守り切った鹿島が3-2で勝利。両者の勝ち点差を4に広げた。
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