[11.29 J1第30節 G大阪1-1鳥栖 パナスタ]

　サガン鳥栖にまたも期待の新星が現れた。サガン鳥栖U-18所属のFW相良竜之介は来季トップ昇格が内定している高校3年生。今年8月にルヴァン杯横浜FC戦でプロデビューを果たすと、前節の仙台戦でJ1デビュー。この日はJ1初先発に応える先制ゴールを記録し、金明輝監督は「十分にやっていけるとポジティブに捉えている」と称えた。

　前半11分だった。FWレンゾ・ロペスのボール奪取からMF樋口雄太が絶妙な浮き球パスを送ると、相良が背後に抜け出す。DF高尾瑠が先にボールに触ったが、「予測して相手より前に入れたのは大きかった」とGK東口順昭へのパスミスを奪い、ゴールに流し込んだ。J1出場2試合目の18歳にとってはこれがプロ初ゴールとなった。

「自分のゴールでアウェーで勝ち点1を取れたのは良かった。試合前は多少は緊張もあったんですが、試合に入ると楽しいなと思えるようになった。個人的には物足りないので今後も努力していきたい」。前半のみでベンチに下がり、試合はドロー決着。「もっともっとゴール前で相手の脅威になっていきたい」とさらなる進化を誓った。

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