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福岡がJ1昇格へ前進! ホーム最終戦の岡山にドローも3位長崎との勝ち点差4に広がる

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就任1年目で昇格に近づきつつあるアビスパ福岡の長谷部茂利監督

[12.2 J2第38節 岡山1-1福岡 ピカスタ]

 J2リーグは2日、第38節を行い、アビスパ福岡ファジアーノ岡山と1-1で引き分けた。他会場で3位のV・ファーレン長崎が敗れたため、2位の福岡は昇格可否ラインとの勝ち点差を4に広げた。

 ラスト4節をアウェーで戦う岡山はこれがホーム最終戦。今季限りでの契約満了が発表されているFW赤嶺真吾が2試合ぶりの先発出場を果たした。一方の福岡は前節の大宮戦(○1-0)で3試合ぶりに勝利し、J1昇格に向けて再び連勝といきたいところ。先発6人を入れ替え、DFカルロス・グティエレスやMF田邉草民らこれまで出場機会の少なかった選手も起用した。

 試合は福岡がやや前傾姿勢で試合を進めたが、目立ったのは岡山の踏ん張りだった。ベテランのDF田中裕介ら最終ラインの選手が勝負の局面で落ち着いた対応を続け、危険なエリアへの侵入を許さない。

 そして前半40分過ぎには、立て続けにビッグチャンス。MF上田康太のCKに反応したFWイ・ヨンジェのヘッドは枠を外れ、右からのクロスに合わせた赤嶺のヘッドはGKセランテスにセーブされたが、いずれも得点につながりそうな場面だった。

 後半も立ち上がりから岡山が優勢。ところが、先に試合を動かしたのは福岡だった。

 8分、左からのスローインを起点とした攻撃からFW山岸祐也が田邉とのワンツーで左サイドを駆け上がり、エリア内のFWフアンマ・デルガドの足元にパスを送ると、フアンマはワンタッチで落とすラストパス。最後はMF重廣卓也がゴールにパスを出すような柔らかいキックで流し込み、移籍後初ゴールが貴重な先制点となった。

 しかし、岡山もすぐさま追いついた。後半13分、上田の左コーナーキックに赤嶺が競り勝ち、セカンドボールに反応したMF齊藤和樹が強烈なボレーシュート。これはセランテスに阻まれたが、ゴール前に詰めていたイ・ヨンジェが冷静に頭で押し込んだ。

 その後は両者とも交代選手を使って一進一退の攻防が見られるも、互いに守備陣の奮闘が光ってスコアは動かず。勝ち点1を分け合う結果となった。

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