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ミス見逃さず決勝点! 名古屋MF相馬「肉弾戦になるのは分かっていた」

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決勝ゴールを決めた名古屋グランパスMF相馬勇紀

[12.5 J1第31節 柏0-1名古屋 三協F柏]

 相手のミスを見逃さず、少ないチャンスで試合を決めた。値千金の決勝点を沈めた名古屋グランパスMF相馬勇紀は試合後、「あと3試合でACL争いもあるので肉弾戦になるのはわかっていた。みんな気持ちを込めてファイトしていた」と接戦での白星に喜びを語った。

 ともにカウンター攻撃を武器とするチーム同士の上位対決、後半6分にようやく試合が動いた。左サイドを崩して敵陣に迫った名古屋はFWガブリエル・シャビエルのポストワークから右サイドに攻撃を移すと、バックパスを受けたMF稲垣祥がクロスボールを配球。これを柏GKキム・スンギュがファンブルし、すかさず詰めた相馬が落ち着いて押し込んだ。

 相馬にとっては7月4日の第2節清水戦以来、5か月ぶりの今季2点目。ドリブル突破に強みを持つサイドアタッカーだが、今季のゴールはいずれもこぼれ球に詰めた形だ。「いまは身長が高い選手が前線にいないけど、センタリングはチャンスになる。そこにしっかり入っていこうというところが得点につながった」。試合後にはそんな手応えを語った。

 相馬のゴールが決勝点となり、チームは1-0で勝利。天皇杯出場権につながる暫定2位に浮上した。それでもこの結果はあくまでも通過点だという。「まだ2試合残っているし、これからもサッカー人生は続くので、ここはまだ一つのステップ」。この日の決勝点をそう位置付ける23歳は「満足はしていないし、次の試合も貪欲に戦いたい」とさらなる飛躍を誓った。

(取材・文 竹内達也)
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