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慣れたピッチで古巣攻撃陣を完封…名古屋DF中谷「やろうとしていた守備がハマった」

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名古屋グランパスDF中谷進之介(写真右)

[12.5 J1第31節 柏0-1名古屋 三協F柏]

 好調を続けていた柏レイソル攻撃陣に立ちはだかったのは、日立台のピッチに慣れ親しんだ24歳のセンターバックだった。名古屋グランパスDF中谷進之介は絶対的エースを完封した試合後、「やろうとしていた守備がしっかりハマった」と胸を張った。

 柏アカデミー出身でトップチームでも4年半プレーしていた中谷は2018年夏、柏から名古屋に完全移籍。その後、柏はJ2リーグ降格を経験したため、対戦相手として挑む三協F柏での試合は一昨季以来2年ぶり2度目だった。もっとも、チームは互いに上位争いを繰り広げている状況。古巣戦の感慨よりも白星への思いが強かったという。

「レイソルに対してというよりも、グランパス自体が負けられない状況。上位に居続けるために大事な試合になると思っていたので、(降格争いをしていた)2年前と状況が違うけど、矢印は自分たちに向けられていた」。

 それでも、モチベーションの高さは明らかだった。今季27試合26得点の絶対的エースFWオルンガや自身も共にプレーしたFWクリスティアーノら強力な攻撃陣に対して力強い対応を続け、守勢に回った時間帯には声でも味方を鼓舞。「移籍してきていろんなところが成長できた」(中谷)という姿を古巣の選手・スタッフに披露した。

 またオンライン取材では古巣愛ものぞかせた。

 Jリーグでは現在、新型コロナウイルス感染防止のためサポーターが声を出して応援することはできず、「ブーイングでもなんでもそういうのがほしい」と心境を明かした中谷。「レイソルは自分の中で特別だし、素晴らしいサポーターがいて、素晴らしいスタジアムがある。2年前はすごくブーイングされたけど、そういう環境に戻れたら良い」とかつての観戦様式が戻ってくる未来を願った。

(取材・文 竹内達也)
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