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最終節まで可能性残せず…J1昇格逃した長崎・手倉森監督「本当に申し訳ない」

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V・ファーレン長崎手倉森誠監督(写真は12月13日のもの)

[12.16 J2リーグ第41節 長崎 1-1 甲府 トラスタ]

 最後の最後に力尽きた。甲府と1-1のドローに終わったV・ファーレン長崎のJ1昇格の可能性が最終節を前に消滅。チームを率いる手倉森誠監督は「長崎のサポーター、期待してくれていた方々に本当に申し訳ない気持ちです」と悔しさを滲ませた。

 甲府戦を含めて残り2試合。首位の徳島(勝ち点81)、2位の福岡(同78)を追う3位の長崎(同76)は引き分け以下に終われば、福岡の結果次第でJ1昇格が消滅する可能性があり、絶対に勝ち点3が必要な状況でこの試合を迎えた。

 幸先は良かった。前半24分にMFカイオ・セザールの弾丸ミドルで先制に成功。指揮官も「勢いを持って入れた」と手応えを得たが、その後が続かなかった。「その勢いというのが、追加点という形まで維持できれば…」と振り返ったように、後半22分に同点ゴールを献上してしまう。

 時間はまだ残されていた。しかし、「失点して慌てた攻撃になり、精度を欠いてしまった」と効果的な攻撃を仕掛けることができず、1-1のまま試合終了を迎える。そして、他会場の結果により今季のJ1昇格の可能性が消滅した。

「自分たちが昇格に値するチームだと、その気になって逆転昇格をもくろんでいた中で、1試合を残して逃げられた。今は素直に受け入れられない気持ちでいる」。だが、この1試合ですべてが決まったわけではない。だからこそ、「終盤にきたとき、もう少し良い位置にいさせられなかったのは、自分の中で反省だと思う」と唇を噛んだ。

 J1昇格の可能性は消滅したが、最終節のホーム金沢戦が残っている。「辛抱強く戦ってきたシーズン、昇格を目指して戦い抜いてきた。もう一試合残っている中で、その意志、その意欲をもう一度見せ付け、『このチームが上がれなかったんだ』と思われるような試合を最後に見せて20年を締めたいと思う」と最終戦での意地の勝利を誓った。


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