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プロ入り後最多出場の川崎F守田、「特徴を最大限発揮できる」とアンカーにも自信

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2020シーズンは32試合に出場した川崎F守田英正

[12.19 J1第34節 柏2-3川崎F 三協F柏]

「去年、一昨年よりチームに貢献できた実感はある」。川崎フロンターレでの3年目のJリーグをMF守田英正は振り返った。

 この日の柏戦で守田のリーグ戦出場試合数は「32」に。これは川崎Fのフィールドプレイヤーでは、FWレアンドロ・ダミアンの34試合に続く数字となる。しかし、前半戦は途中出場のほうが多く、本人にとっても「前半戦は出場時間で言うと物足りない」と納得がいくできではなかったという。「後半戦は、少しは自分の選手としての価値をチームに還元できたという思いはある」。第13節・清水戦(○5-0)以降の21試合では、19試合で先発フル出場を果たしている。

 今シーズンからチームとして取り組んでいる4-1-2-3で、中盤の底の1を担う守田は「自分の特徴を最大限発揮できるポジション」とアンカーへの適性を自負している。攻守で大きな役割を担う中で、32試合への出場はプロ入り後最多の数字であり、前節・浦和戦ではJ1初ゴールも記録した。

 チームとして「記録という部分に目を向けてやってきた」(守田)中で、最速での優勝、最多勝ち点(83ポイント)、最多勝利(26勝)、最多得点(88得点)と多くの記録を塗り替えた1年となった。守田は大きな貢献を果たしているが、「優勝に貢献した選手が何人もいる、そういう選手に比べればまだまだ物足りない」と自らに成長を促した。

 前半は柏の守備にうまく対応をされてしまい先制点を献上。後半立ち上がりにも柏に2点目を許したが、途中出場のMF家長昭博とMF三笘薫がそれぞれ2ゴールと2アシストの活躍を見せて逆転で最終節を飾った。「天皇杯を残して、それにいい意味でつなげるには内容がどうあっても勝ち切ることが重要。そこは前向きにとらえられる」。27日の天皇杯・準決勝へ向けて、いい形でリーグ戦を締めくくった。

(取材・文 奥山典幸)
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