beacon

初のJ1指揮も「自信はある」…浦和、リカルド・ロドリゲス新監督が就任会見「楽しみで仕方ない」

このエントリーをはてなブックマークに追加

浦和レッズのリカルド・ロドリゲス新監督

 今季より浦和レッズの監督に就任したリカルド・ロドリゲス氏が17日、オンラインで開催された就任会見に出席して抱負を語った。

 1974年4月3日生まれのリカルド・ロドリゲス氏は、17年に徳島の監督に就任。初年度で7位、2年目で11位の結果を残すと、3年目の19年にはレギュラーシーズンを4位で終えてプレーオフに進出。勝利が必須だったプレーオフ決勝で、湘南に引き分けてJ1昇格を逃したものの、4年目を迎えた昨季はJ2を制覇して、徳島をJ1昇格へと導いた。そして、シーズン終了後の昨年12月22日に浦和の新監督に就任することが発表された。

「浦和レッズという偉大なクラブで指導、指揮をさせて頂く機会を与えてもらい、本当に感謝している」

 会見冒頭でそう語ったリカルド・ロドリゲス氏は、「浦和はファン・サポーターの方々が熱く、とても情熱がある。皆さんが楽しんでもらえるような戦い方をしていきたい」と続けた。

 シーズンオフにはDF西大伍(←神戸)、MF田中達也(←大分)、MF明本考浩(←栃木)、MF小泉佳穂(←琉球)、MF金子大毅(←湘南)、GK塩田仁史(←栃木)を獲得し、新卒組ではMF伊藤敦樹(←流通経済大)、MF大久保智明(←中央大)、DF藤原優大(←青森山田高)、DF福島竜弥(←浦和ユース)を迎え入れた。現時点での補強に関して、「すごく満足している。話し合いながら補強を進め、良い選手たちが集まってくれた」と納得の表情を浮かべる。

 昨季は優勝争いに絡むことなく、13勝7分14敗の勝ち点46の10位でシーズンを終えた。「後半戦はうまくいっていない試合が確かにあったと思うが、良いところもあった」と話しつつも、「正直なところ、過去を振り返ってどうするかよりも、より未来に目を向けて進んでいきたい」と、その視線は前だけを見据えている。

「一試合一試合勝つ気持ちを持ち、相手を押し込み、攻撃的に戦い、見てくれる方々が楽しんでくれるようなサッカーを展開していけるように日々取り組んでいきたい。新しい選手たちとプロジェクトをスタートさせるのが楽しみで仕方ない」

 クラブが掲げる目標は「ACL出場権獲得」(西野努テクニカルダイレクター)。自身初となるJ1での指揮にも「自信はある。これだけの選手たちと、今までやってきたことを踏まえれば必ずうまくいくと思っている」と力を込めた新指揮官とともに、浦和が新たなスタートを切る。

(取材・文 折戸岳彦)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2021シーズンJリーグ特集ページ
●2021シーズン新体制&背番号一覧
●2021年Jリーグ移籍情報
●“初月無料”DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!

TOP