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「新しい田中達也像を作ってくれ」…浦和の11番を背負うMF田中達也

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背番号11を着ける浦和レッズMF田中達也

 かつて、赤いユニフォームに身をまとって躍動した男と同姓同名。そして、同じ背番号を背負うことになった。今季、浦和レッズに加入したMF田中達也(←大分)は、11番を背負うことを希望したという。

 01年に帝京高から浦和に加入したのは、現在アルビレックス新潟に在籍するFW田中達也。初年度から出場機会をつかみ、03年のナビスコ杯(現ルヴァン杯)ではチームの優勝に大きく貢献し、自身もMVPとニューヒーロー賞をダブル受賞するなど、印象に残るプレーでファン・サポーターを熱狂させてきた。1992年6月9日生まれで現在28歳の田中は、そんな“先輩”に「小さい頃から憧れていた」という。

 そして、昨年12月28日に大分から浦和への完全移籍が発表される。クラブ公式を通じて、「憧れの田中達也選手のように、このクラブでタイトルを獲得したいと思います」と意気込み。さらに、今月12日には、憧れの存在も背負った11番を着けることが発表された。

 同姓同名。さらに同じ背番号。プレッシャーに感じてもおかしくないが、11番を「自分で希望した」と加入記者会見で明かす。「プレッシャーもあるけど、達也さんのレッズでの11番に憧れていた。本当に好きな選手。今日、11番で『TATSUYA』という名前が入ったユニフォームを着てシンプルに嬉しかった」。そして、同じ背番号を背負うことは、“先輩”に報告済みだという。

「11番をもらえたときに達也さんに連絡をさせてもらった。達也さんから『注目して見ているし、新しい田中達也像を作ってくれ』と言われたので、すごい励みになった」

 新たな田中達也像を作るために――。「ドリブルやスピードでチャンス作るのが得意。ゴールとアシストを積み重ねられるような、チャンスを多く作れるような選手になれればと思う」と自らの持ち味を存分に発揮していこうと、闘志を燃やしている。

(取材・文 折戸岳彦)
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