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富山の“熱烈オファー”実る! 左伴繁雄氏の代表取締役社長就任が内定「十分な権限をいただいた上に…」

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 カターレ富山は16日、代表取締役社長の山田彰弘氏(60)が退任し、後任として左伴繁雄氏(65)が就任することが内定したと発表した。左伴氏は2021年3月1日付で顧問に就任。4月に開催される定時株主総会および取締会を経て、正式決定する予定となっている。

 左伴氏はこれまで横浜F・マリノス代表取締役社長、湘南ベルマーレ常務取締役、清水エスパルス代表取締役社長などを歴任。2020年1月限りで清水を離れ、同年3月にバスケットボールBリーグに所属するベルテックス静岡のエグゼグティブ・スーパーバイザーに就任した。

 富山のクラブ公式サイトを通じて左伴氏は「2月末付けにて現在籍であるベルテックス静岡のエグゼクティブスーパーバイザー職を退任、並びに3月1日付けにてカターレ富山への移籍となります。ベルテックス静岡とは一年契約で、2月末期間満了での退任となります」と説明している。

 クラブからは、かねてよりオファーがあったという。「カターレ富山は、昨秋より熱心なお誘いを受けており、本年1月早々に正式オファーをいただきました」と明かし、「内定レベルとは言え、代表取締役社長という十分な権限をいただいた上に、個人的にも、大きなクラブより、小規模でこれから上を目指すカテゴリーのクラブを、皆さまと共に強く大きく育てることで、喜怒哀楽を共にしていければという思いが強くなって来ておりましたので、私なりの大義も十分感じております」と語った。

 続けて「今後は、スポーツビジネス分野でこれまで培ってきた知識経験ノウハウを総動員しながら、J2復帰を含め、地域の全ての皆さまが『ここに住んでいて良かった』としみじみ思えるようなクラブ運営に努めて参ります」と表明。「今季はご承知のように、J2からの降格クラブがありません。またコロナ禍の折、財務的な伸長は難しい年となります。これは、復帰に向けた千載一遇のチャンスです。就任後は何としてもこのチャンスをものに致したく、最低限、フロントもチームも『戦う集団』として、『財力・ファイティングスピリット・リバウンドメンタリティ』に徹底的にこだわって参ります」と誓い、「皆さまの誇りとなれるクラブ作りに『覚悟と責任』をもって邁進していく所存ですので、どうかお引き立てのほど、宜しくお願い申し上げます」と呼びかけた。

以下、クラブ発表プロフィール

●左伴繁雄
(ひだりとも・しげお)
■生年月日
1955年10月26日(65歳)
■出身地
東京都
■出身校
神奈川県立希望が丘高校-慶應義塾大学法学部政治学科
■経歴
1979年4月:日産自動車株式会社 入社
1986年2月:日産英国製造株式会社 出向
1989年2月:日産自動車株式会社 復職
※生産管理・人事・研究開発部門の主管
2001年6月:横浜マリノス株式会社(横浜F・マリノス)代表取締役社長 就任
※年間チャンピオン2回(ステージ優勝3回)、ヤマザキナビスコカップ優勝1回
2008年11月:株式会社湘南ベルマーレ常務取締役 就任
2012年5月:同社専務取締役 就任
※J1昇格3回(優勝1回)
2015年2月:株式会社清水エスパルス代表取締役社長 就任
※J1昇格1回
2020年3月:株式会社VELTEXスポーツエンタープライズ Executive Supervisor就任

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