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川崎F鬼木監督は開幕白星評価、J1デビューMF橘田健人に「守備も攻撃も予測が良い」

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[2.26 J1第1節 川崎F 2-0 横浜FM 等々力]

 王者川崎フロンターレが今年最初の“神奈川ダービー”を制し、3年ぶりとなる開幕白星を飾った。2017、18年に続く連覇を目指す今季、鬼木達監督は継続して「1試合3得点」を目標に掲げる。「3点目を取れれば一番良かったですが、選手の失点をゼロに抑えるという気持ちも伝わった。またここから一つひとつ勝ち進んでいきたい」と力を込めた。

 今季も4-3-3を採用し、新戦力のMFジョアン・シミッチが20日の富士ゼロックススーパー杯に続いてアンカーのポジションで開幕スタメンの座をつかんだ。序盤から攻め込んだ川崎Fは前半21分、43分にFW家長昭博がゴール。後半はシステムを変更した相手に押し込まれる時間も長くなったが、完封勝利をおさめた。

 桐蔭横浜大から加入したルーキーMF橘田健人はシミッチとの交代で後半19分から途中出場。ゼロックススーパー杯でプロデビュー、開幕戦でJ1デビューを飾った。MF田中碧がアンカーに下がり、橘田はインサイドハーフに入ると、プレスバックから抜かれた味方をカバーしてFW前田大然の突破を止める場面も。鬼木監督は「(橘田)健人は守備も攻撃も予測が良い。少し押されていた状況で、強度と危険なところを抑えられるので起用した」と説明した。

 20日の富士ゼロックススーパー杯G大阪戦(○3-2)は前半2点をリードしながら、後半の2失点で一時は同点に追いつかれる展開だった。その反省を生かした完封勝利に、「あの時間をしっかりゼロで抑えて2-0で勝ちきったことは選手たちを評価したい」と鬼木監督。谷口も「ゼロックスの時よりは統一感のある守備、サッカーができたのかなと思います」と手応えをにじませた。

(取材・文 佐藤亜希子)
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