[2.28 J2リーグ第1節 千葉 1-1 甲府 フクアリ]

　黄色のユニフォームを着ての初陣。今季、ジェフユナイテッド千葉に加入したMF岩崎悠人は開幕スタメンの座を勝ち取り、90分間ピッチに立ち続けてチームの勝利のために走り続けた。

　岩崎の持ち場は4-4-2の左サイドハーフ。「自分のところを起点にして、ボールが入ったときに仕掛けてクロスだったり、ゴールに向かうドリブルを期待されていると思う」。その言葉通り、ボールを受けたら果敢に仕掛けた。立ち上がりから自慢のスピードを生かして縦に抜け、クロスを供給しようとする場面を作り出した。

　尹晶煥監督からは「サイドに張ってボールを受け、スペースのあるところで強みを出せ」と言われているようで、中央で受ける回数、PA内に侵入する回数は限られ、シュートはゼロに終わった。だが、自身の色を出していくのはこれから。「監督からの指示をしっかりこなし、チャンスがあればカットインしていけたらと感じている」とイメージは十分だ。

　覚悟を決めて臨む新シーズン。「このチームでJ1に昇格したい。個人的にもチームの中心、攻撃の中心になれるように結果やプレーでしっかり示し、自分の今季の覚悟をチームの結果につなげていきたい」と改めて意気込みを示した。

(取材・文　折戸岳彦)

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