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川崎F三笘薫、守備網破る技あり決勝点「感覚的なもの。勝手に体が動いた」

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川崎F三笘薫が値千金の決勝点

[3.3 J1第11節 川崎F 3-2 C大阪 等々力]

 川崎フロンターレMF三笘薫が値千金の決勝点を挙げ、開幕2連勝へと導いた。複数選手のマークに遭いながらも、持ち前の技術とアイディアで守備網を破り、今季J1初ゴール。「一つゴールができたのは良かったですが、前半も決められなかった。もっと詰めていけば複数ゴールも取れると思う」と貪欲に語った。

「徐々にコンディションは上がっていると思うし、ドリブルの回数も増えてきているので、そこを成功させないと意味はない。もうすこし周りを使いながら、もっとペナルティエリア内で仕掛けられたら。後ろから運ぶドリブルも少しずつ出していきたい。その力加減、判断のところはどんどん極めていきたい」

 抜群の切れ味でゴールを陥れたのは、2-2で迎えた後半17分だった。PA内左で3人に囲まれた三苫は独特なタッチで1人を剥がすと、FWレアンドロ・ダミアンとのワンツーで突破。加速して相手DFの前に入ってリターンを受けると、GKとの1対1を制して右足シュートをファーへと流し込んだ。

 ワンタッチから素早く打ち切ったシュートについて、「感覚的なものですね。相手のGKのタイミングをずらせばあの距離からだったら入ると思った。そこで勝手に体が動いた」と振り返った三笘。2月20日のゼロックススーパー杯では2得点を挙げていたが、リーグ戦はこれが今季初ゴールとなった。

「ペナルティエリア付近で力を使えればもっとゴール、アシストが増えると思う。今日もドリブルの回数が多かったですが、もっともっとクロスに入っていくところが要求されているし、そこに入っていけていない部分があるのでまだまだかなと思います」

 ルーキーイヤーの昨季、13ゴール12アシストと大ブレイク。この日も左サイドでボールを持てば複数人のマークに遭ったが、「もっと後ろと横を使いながらフリーの状況で前を向ければチャンスになると思う。最初にドリブルを開始する位置はまだまだ低いところがあるので、なるべく高い位置で、はやくペナルティエリアに入れる位置を取れたら」とイメージを膨らませた。

(取材・文 佐藤亜希子)
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