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徳島の“7年越しの悲願”お預け…エースFW垣田がJ1初ゴールも終盤被弾

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[3.6 J1第2節 徳島1-1神戸 鳴門大塚]

 J1リーグは6日、第2節を各地で行い、徳島ヴォルティスヴィッセル神戸と1-1で引き分けた。エースFW垣田裕暉のJ1初ゴールで先制したものの、終盤にセットプレーからDF菊池流帆に決められて同点。7年前のJ1初参戦で挙げられなかった、ホーム鳴門大塚での悲願の初白星はお預けとなった。

 2014年以来のJ1復帰を果たした徳島は今季最初のホームゲーム。前節の大分戦(△1-1)から先発1人を入れ替え、脳震盪の疑いで途中交代したDF石井秀典に代わってDF安部崇士が入った。対する神戸も前節のG大阪戦(○1-0)から1人変更。FW藤本憲明に代わってFW田中順也が起用された。

 前半は風上を取ったホームの徳島が主導権をキープ。ミドルゾーンで待ち構える守備ブロックで神戸の攻撃を寸断し、ショートカウンターで攻撃に出ていくと、MF岩尾憲やFW宮代大聖が積極的にシュートを放った。対する神戸は前半26分にアクシデント。田中が右太ももを痛め、古巣対戦のFWドウグラスが早くも投入された。

 神戸は前半31分、FW郷家友太のパスを受けたFW古橋亨梧がカットインから左足を振り抜く。ようやくファーストシュートに至ったが、ボールはクロスバーに弾かれた。徳島はその後もMF藤田譲瑠チマのボール奪取や垣田のプレッシングが存在感を放ち、優位を保ったままハーフタイムを迎えた。

 後半は風上の神戸が持ち直し、同16分には左サイドを攻め上がったDF酒井高徳の右足クロスに郷家が反応。うまく頭で合わせたが、これもクロスバーに阻まれた。その後、神戸はMF佐々木大樹とFW増山朝陽、徳島はMF渡井理己を投入し、互いに終盤の攻勢に打って出た。

 そして後半30分、徳島が均衡を破った。藤田のボール奪取を起点に宮代が右のハーフスペースをドリブルで攻め上がると、右足でのシュートはMF山口蛍にブロックされたが、こぼれ球がペナルティエリア内へ。これを拾った垣田が巧みなファーストタッチで右に持ち出し、右足でファーサイドネットにねじ込んだ。

 鹿島から期限付き移籍中の垣田はこれがプロ6年目でのJ1初ゴール。昨季J2リーグ17ゴールの得点力を開幕2戦目で見せつけた。ところが後半42分、神戸は途中出場DF初瀬亮のコーナーキックから相手を深く押し込むと、セカンドボールを拾った古橋のミドルシュートを徳島GK上福元直人がキャッチできず。これを菊池が押し込み、こちらもJ1初ゴールで同点となった。

 そのまま1-1で迎えたアディショナルタイムは5分あったが、互いに得点は奪えずタイムアップ。徳島は2試合連続のドロー、神戸は1勝1分となった。

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