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FC東京 90+3分に土壇場V弾! “アンカー森重”で「ボールが動くようになった」と長谷川監督

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FC東京DF森重真人が劇的な決勝ゴール

[3.6 J1第2節 FC東京3-2C大阪 味スタ]

 劇的な決勝ゴールでFC東京に今季初勝利をもたらした。DF森重真人が開幕から2試合連続ゴール。後半開始からアンカーの位置にポジションを上げて流れを引き寄せると、終了間際に劇的な決勝弾を挙げ、逆転勝利の立役者となった。

 前半はC大阪に押し込まれたが、森重がアンカーに入った後半は中盤が機能。「中盤で相手の人数が多くなるので、清武選手をどう捕まえるのか、大久保選手の出入りをどう捕まえるのか。前半はうまく捕まえられなかったのでそこを整理して、かつ中盤でボールを落ち着かせることを意識して入りました」。

 長谷川健太監督も「森重がアンカーに入ってからは昨年の良い時のようにボールが動くようになった。ポジション争いが激しい中で、森重が存在感を見せてくれた」と称賛。試合を落ち着かせ、パスでリズムを作り、FC東京の反撃を支えた。

 先行されながら2度追いつき、迎えた後半アディショナルタイム3分だった。PA左でFKを獲得し、FWレアンドロが絶妙なキックを蹴り込む。ニアサイドに飛び込んだ森重がヘッドでそらし、土壇場で逆転ゴール。「レアンドロはGKに向かって蹴ると思っていたので、そこ走り込めばというイメージとレアンドロのボールが一致した」という納得の一撃だった。

 試合の中で修正し、ホーム開幕戦で劇的な今季初勝利。新シーズンも存在感を放つ33歳は「後半のように、ボールを保持しながらアグレッシブに相手の嫌なところを突いていくプレーをもっと増やしていけたら」と次節を見据えた。

(取材・文 佐藤亜希子)
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