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「点も取れるのが僕の特長」C大阪MF原川力、一時は勝ち越しの移籍後初ゴール

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新天地で移籍後初ゴールを挙げたMF原川力

[3.6 J1第2節 FC東京3-2C大阪 味スタ]

 セレッソ大阪は2試合連続で2-3というスコアで逆転負けを喫した。前半は主導権を握ったが、後半は徐々に流れを失い、2-2で突入した後半アディショナルタイム3分に痛恨の失点。土壇場で勝ち点を取りこぼし、MF原川力は「間延びしてしまったというのは感じた」と反省点を挙げた。

「ボランチから見ていた感じは、前はいくけど後ろはいけていない感覚があった。同点になってからも前からいく分、(FC東京の)前線の外国人選手の特長がより出てしまったと思う。時間帯を見ながら何を選択するのかを統一しないといけない」。新体制の3試合目とあって、レヴィー・クルピ監督も「まだベースが出来ていない部分がある」と守備面の立て直しを口にした。

 原川は今季、2017年から在籍した鳥栖を離れ、完全移籍でC大阪に加入。新天地でボランチの定位置をつかむと、3試合目で一時は勝ち越し弾となる移籍後初ゴールを挙げた。1-1で迎えた後半13分、PA右の深い位置からFW大久保嘉人がマイナス方向に戻すと、MF清武弘嗣がスルー。後方から走り込んだ原川がペナルティアーク内で右足を振り抜き、ゴール左上に突き刺した。

「フリーだったし、枠に入れることだけを考えて振り抜いたら入った」。さらに、90+1分にはPA左手前からコントロールシュートを放つ好機も創出し、開幕から3試合連続の先発フル出場。早くも新天地で持ち味を発揮し、「点も取れるのが僕の特長。1点取ることで気持ちの余裕だったり、ゴール前でのプレーの選択も多少変わると思うので、早めに1点が取れて個人的にはよかった」と力を込めた。

(取材・文 佐藤亜希子)
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