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改めて感じた「サッカーをする喜び」…岐阜加入のMF柏木陽介が決意「しっかり走って戦う」

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FC岐阜MF柏木陽介

 FC岐阜に加入した元日本代表MF柏木陽介が17日、ZOOMにて取材に応じ、今後に向けて意気込みを示した。

 広島ユースから06年にトップチーム昇格を果たした柏木は、10年に浦和に完全移籍。16年からは背番号10を付けるなど、主力としてプレーしてきたが、今年2月の沖縄キャンプ中に規律違反が発覚。過去にも規律違反があったとして、他クラブに移籍することで合意していた中で岐阜への完全移籍が12日に発表された。

 取材の冒頭で古巣の浦和に対し、「自分の行動で多大なる迷惑をかけてしまい、本当に申し訳なく思っています」と謝罪した柏木は、続けて「11年間、たくさんの人に支えられて、プレーしてこれました。僕に携わってくれた浦和レッズのすべての皆さまに感謝しています」と11年間の感謝を伝えた。

「最初は反省、反省、反省の日々が続いた。いろいろな人からやってしまったことは変えられないことを含め、前を向く努力をしていく1か月だった。ただ、サッカーをしたい気持ちと、家族や子供にサッカーをしている姿を見せたかった」

 約1か月の間、一人でトレーニングを重ねてきた。チーム練習に合流したことで、改めて感じたことがある。それは、サッカーをする喜びだった。

「チームとしてプレーしたのは今日が初めて。純粋にサッカーをする喜びを感じながらプレーできた。サッカーをしたい感情が強くなる中で、サッカーをする環境を与えて下さったFC岐阜さんに感謝したい」

 J2昇格を目指すチームは、14日の第1節八戸戦を0-0で引き分けてドロー発進。「J2昇格、J1まで考えてここに来た」と力を込めた柏木は、「僕は個の能力でプレーするタイプではない。浦和や広島で培ってきた経験、サッカーをする賢さはあると思うので、うまく共有しながら一緒に高めていきたい。まずはしっかり走る、戦うことをベースにやっていきたい」と意気込みを示した。

(取材・文 折戸岳彦)
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