途中出場の白崎が劇的決勝弾!! 苦境続いた鹿島、追いすがる柏を振り切り5試合ぶり白星
[4.7 J1第8節 鹿島2-1柏 カシマ]
J1リーグは7日、第8節を各地で行い、鹿島アントラーズが柏レイソルを2-1で下した。1-1で迎えた後半43分、途中出場のMF白崎凌兵が決勝弾。3月10日の第3節湘南戦(○3-1)以来、5試合ぶりの白星を収めた。
ホームの鹿島は目下3連敗中。バックスタンドの名物横断幕「鹿島のために俺達がいる」は「なんのために俺達がいるの?」に上書きされるなど、サポーターの不満が向けられる中での一戦となった。ザーゴ監督は前節の浦和戦(●1-2)から先発4人を入れ替え、MF舩橋佑がリーグ戦初先発を果たした。
対する柏も前節の横浜FC戦(△1-1)で5連敗を免れたが、1か月間にわたって勝利から遠ざかっている状況。MFヒシャルジソン、MFイッペイ・シノヅカが先発を外れ、MF神谷優太とMF椎橋慧也がメンバー入りした。
試合は前半5分、柏がMF江坂任を使った攻撃から神谷がカットインシュートを放つもGK正面。するとその後は鹿島が主導権を一方的に握り、優位に試合を進めた。前半13分、鹿島は敵陣に突破したFWエヴェラウドがFKを獲得し、キッカーのMF荒木遼太郎が惜しいシュート。同25分にはDF永戸勝也のFKからエヴェラウドのヘッドがゴール右を襲った。
前半31分、鹿島はエヴェラウドが椎橋に危険なスライディングタックルを行い、レッドカードの疑いがあるとしてビデオ・アシスタント・レフェリーが介入。松尾一主審はオンフィールド・レビューを行ったが、イエローカードにとどまった。命拾いした鹿島は引き続き優位に試合を運ぶも、ゴールは奪えないままハーフタイムを迎えた。
柏は後半開始時、神谷とFW細谷真大に代えてイッペイとFW仲間隼斗を投入。さらに同3分、早々にDF染谷悠太にアクシデントがあり、DF三丸拡との交代を強いられた。それでも主導権を握ったのは柏。同7分には左サイドを突破した仲間のクロスからFWクリスティアーノが押し込めそうな決定機をつくった。
それでも先にスコアを動かしたのは鹿島だった。後半18分、中央を縦に崩してMFファン・アラーノがスルーパスを供給すると、うまくボールを受けたFW上田綺世がGKキム・スンギュをかわしてシュート。これがネットを揺らし、今季初ゴールが値千金の先制点につながった。
ところが後半20分、鹿島は自陣ビルドアップに乱れが出て、このボールを江坂が拾ってショートカウンターをスタート。右サイドを突破してグラウンダーでのクロスを送ると、ニアのDF犬飼智也に当たったボールがファーサイドに流れ、これに走り込んでいた仲間が押し込んで柏がすぐさま同点に追いついた。
次のビッグチャンスは柏。後半31分、相手のフィードを中盤でカットしてショートカウンターで攻め込み、江坂がエリア内から狙うもMFレオ・シルバのブロックに遭う。同33分にも江坂がヘディングシュートを狙ったが、GK沖悠哉のスーパーセーブに阻まれた。
その後は一進一退の攻防が続く中、鹿島が4枚替えで展開を変えた。後半34分、鹿島は白崎、MF三竿健斗、MF永木亮太、FW染野唯月を次々に投入すると、同43分についにスコアを動かす。左サイドを駆け上がった永戸のマイナス気味のクロスに反応したのは白崎。落ち着いた放ったミドルシュートがDF古賀太陽に当たってゴールに吸い込まれた。
これが決勝点となり、勝ち点4同士で並んでいた両チームの一戦が決着。鹿島が勝ち点3を積み上げ、黒星を喫した柏は降格圏のままとなった。
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J1リーグは7日、第8節を各地で行い、鹿島アントラーズが柏レイソルを2-1で下した。1-1で迎えた後半43分、途中出場のMF白崎凌兵が決勝弾。3月10日の第3節湘南戦(○3-1)以来、5試合ぶりの白星を収めた。
ホームの鹿島は目下3連敗中。バックスタンドの名物横断幕「鹿島のために俺達がいる」は「なんのために俺達がいるの?」に上書きされるなど、サポーターの不満が向けられる中での一戦となった。ザーゴ監督は前節の浦和戦(●1-2)から先発4人を入れ替え、MF舩橋佑がリーグ戦初先発を果たした。
対する柏も前節の横浜FC戦(△1-1)で5連敗を免れたが、1か月間にわたって勝利から遠ざかっている状況。MFヒシャルジソン、MFイッペイ・シノヅカが先発を外れ、MF神谷優太とMF椎橋慧也がメンバー入りした。
試合は前半5分、柏がMF江坂任を使った攻撃から神谷がカットインシュートを放つもGK正面。するとその後は鹿島が主導権を一方的に握り、優位に試合を進めた。前半13分、鹿島は敵陣に突破したFWエヴェラウドがFKを獲得し、キッカーのMF荒木遼太郎が惜しいシュート。同25分にはDF永戸勝也のFKからエヴェラウドのヘッドがゴール右を襲った。
前半31分、鹿島はエヴェラウドが椎橋に危険なスライディングタックルを行い、レッドカードの疑いがあるとしてビデオ・アシスタント・レフェリーが介入。松尾一主審はオンフィールド・レビューを行ったが、イエローカードにとどまった。命拾いした鹿島は引き続き優位に試合を運ぶも、ゴールは奪えないままハーフタイムを迎えた。
柏は後半開始時、神谷とFW細谷真大に代えてイッペイとFW仲間隼斗を投入。さらに同3分、早々にDF染谷悠太にアクシデントがあり、DF三丸拡との交代を強いられた。それでも主導権を握ったのは柏。同7分には左サイドを突破した仲間のクロスからFWクリスティアーノが押し込めそうな決定機をつくった。
それでも先にスコアを動かしたのは鹿島だった。後半18分、中央を縦に崩してMFファン・アラーノがスルーパスを供給すると、うまくボールを受けたFW上田綺世がGKキム・スンギュをかわしてシュート。これがネットを揺らし、今季初ゴールが値千金の先制点につながった。
ところが後半20分、鹿島は自陣ビルドアップに乱れが出て、このボールを江坂が拾ってショートカウンターをスタート。右サイドを突破してグラウンダーでのクロスを送ると、ニアのDF犬飼智也に当たったボールがファーサイドに流れ、これに走り込んでいた仲間が押し込んで柏がすぐさま同点に追いついた。
次のビッグチャンスは柏。後半31分、相手のフィードを中盤でカットしてショートカウンターで攻め込み、江坂がエリア内から狙うもMFレオ・シルバのブロックに遭う。同33分にも江坂がヘディングシュートを狙ったが、GK沖悠哉のスーパーセーブに阻まれた。
その後は一進一退の攻防が続く中、鹿島が4枚替えで展開を変えた。後半34分、鹿島は白崎、MF三竿健斗、MF永木亮太、FW染野唯月を次々に投入すると、同43分についにスコアを動かす。左サイドを駆け上がった永戸のマイナス気味のクロスに反応したのは白崎。落ち着いた放ったミドルシュートがDF古賀太陽に当たってゴールに吸い込まれた。
これが決勝点となり、勝ち点4同士で並んでいた両チームの一戦が決着。鹿島が勝ち点3を積み上げ、黒星を喫した柏は降格圏のままとなった。
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