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明大出身ルーキー抜擢で2連勝! 2戦3発の佐藤凌我に東京V永井監督「成長が楽しみ」

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東京ヴェルディFW佐藤凌我

[4.10 J2第7節 東京V3-1山口 味スタ]

 明治大から東京ヴェルディに加入したルーキーのFW佐藤凌我が、初先発からの2試合で3ゴールという大活躍を見せている。チームも佐藤を先発に抜擢した前節から今季初の2連勝を達成。永井秀樹監督は「攻守両面でよくやってくれた。毎試合、成長していってくれているのでこれからも楽しみ」と称えた。

 0-1のビハインドを強いられた第7節の山口戦も、大卒ルーキーの一撃で試合の流れが変わった。前半13分、2トップの一角を務めた佐藤はDF平智広からの縦パスを引いた位置で受け、流れるようなターンから左サイドに展開。そのままペナルティエリア内に入り込むと、DF福村貴幸からの折り返しをダイレクトで流し込んだ。

 初先発となった前節の水戸戦(○2-1)では前半2分のゴールを皮切りに2得点を挙げ、5試合ぶりの白星に導いていた22歳。これで2試合連発となり、今季のルーキー最多となる通算3ゴール目を記録した。東福岡高時代にはプレミアリーグWESTでゴールを量産し、大学3年時にはインカレ得点王にも輝いたゴールセンスはプロでも健在。その後は守備のスイッチ役でも高い貢献度を見せ、3-1での逆転勝利をもたらした。

 永井監督は試合後、佐藤に求める役割を「降りてきて数的優位をつくる、前線にもう一度飛び出してラインを下げる、そして点を取るというところで、実はフリーマンストライカーというあのポジションは運動量が一番要求されるし、90分のゲームを通して一番スプリントを要求されるポジションかなと考えている」と説明した上で「凌我に関してはスプリントもチームで一番多いし、ラインを下げるところ、そして降りてくるところ、守備の貢献度、ディフェンスでスイッチを入れるところ、毎試合よくやってくれている」と称賛。「さらに彼の成長が楽しみ。そして彼の成長がわれわれチームにとってもプラスかなと考えている」と期待を語った。

(取材・文 竹内達也)
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