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クラブ初の“劇薬”注入の山形、好調の磐田を倒して8戦ぶり白星!

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山形が8試合ぶりの白星

[4.25 J2第10節 山形1-0磐田 NDスタ]

 “劇薬”が実る形となった。J2第10節が25日に各地で開催され、20位モンテディオ山形はNDソフトスタジアム山形で4位ジュビロ磐田と対戦。前半にFW中村充孝が挙げた1点を守り切り、1-0で完封勝利を収めた。これが今季ホーム初白星。リーグ戦では8試合ぶりに勝ち点3を獲得した。

 山形は22日に石丸清隆前監督の解任を発表。前節を終えて7戦未勝利(3分4敗)で20位に低迷する中、クラブ史上初となるシーズン途中の監督交代に踏み切った。後任決定までは佐藤尽コーチが暫定で指揮を執り、今節はスタメン2人を変更。4-4-2の布陣で2トップには中村とMF山田康太が入った。

 一方、4連勝で今節を迎えた磐田は前節と同じ先発メンバー。古巣対戦となるDF鈴木雄斗を3バックの一角に据えた3-4-2-1で臨んだ。

 試合は互角の展開でスタートし、飲水タイム明けから磐田が立て続けに決定機を作り出す。前半28分、PA内右に持ち込んだMF大森晃太郎のシュートが左ポストを直撃。同29分には右CKの流れからMF山本康裕のクロスをDF中川創が頭で押し込む。しかし、オフサイドで得点は認められない。

 すると前半34分に山形がスコアを動かす。敵陣で相手のパスミスしたボールを拾ったMF南秀仁がドリブルで持ち上がり、左サイドハーフのMF國分伸太郎にパス。國分がPA左脇から折り返し、ニアでGK三浦龍輝の前に入った南は合わせられなかったが、ゴール前に流れたボールを中村が右足で押し込んだ。背番号10を着ける中村は、これが今季初得点。前半は山形が1点をリードして終了となった。

 追いかける磐田はハーフタイム明けからFW大津祐樹に代えてMF伊藤洋輝、MF今野泰幸に代えてMF鹿沼直生を投入する。これに伴い、MF松本昌也が左サイドから右サイドへ回ると、後半3分にその松本がFWルキアンを狙った惜しいクロスを供給。同4分には大森のボール奪取からPA手前中央のルキアンがパンチのあるシュートを放つなど、磐田が攻撃のペースを握る。

 対する山形は運動量の低下やミスが目立ち始め、前半とは打って変わって苦しい展開。前節まで無得点が1試合のみという磐田の迫力ある攻撃に耐える時間が続いた。

 同点まであと一歩と迫る磐田は後半19分、5試合連続ゴール中だったルキアンを下げ、FW小川航基をピッチへ送り出す。その後も猛攻を仕掛けたが、GKビクトルや負傷明けの途中出場DF栗山直樹らを中心とした山形の守備を破れず、0-1でタイムアップ。5試合ぶりの黒星を喫し、連勝は4で止まった。

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