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浦和MF小泉が全3ゴール演出!! 槙野ボレーを完璧アシスト「嗅覚のある人ならいてくれる」

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浦和レッズMF小泉佳穂

[4.25 J1第11節 浦和3-2大分 埼玉]

 1点ビハインドで迎えた後半、浦和レッズの逆転劇はいずれもMF小泉佳穂のアシストから生まれた。

 まずは後半30分、自ら蹴ったセットプレーのセカンドボールをファーポスト際に蹴り込むと、ピンポイントでDF槙野智章のもとへ。「イメージ通り。嗅覚のある人だったらいてくれるというところにボールを蹴ったら、槙野さんがいてくれた」。主将の美しいボレーシュートが貴重な同点ゴールとなった。

 さらに後半37分にも、左サイドを攻め上がったMF明本考浩のスルーパスを受け、ゴール前でつぶれながらMF田中達也の決勝弾をアシスト。前半3分に決まったDF西大伍の先制点でもFW杉本健勇のポストプレーを導く浮き球パスで起点となっており、この日は全3ゴールに関わる活躍を見せた。

 それでも小泉は試合後、課題のほうに目を向けていた。

 真っ先に口にしたのは先制後にペースを落とし、一時逆転されるに至った試合運び。「チーム全体としても個人としてもゆるさが出てしまった。引き締めて修正できないまま行ってしまった。リーグ戦を戦っていく中では1試合1試合が大事なので、ゆるさがあると順位を積み上げられない。チームとしても個人としても修正したい」と力を込めた。

 また自身がときおり左サイドに開いて担ったゲームメークについても「相手の最終ラインを引っ張り出したかったが、チームとしてどこをどう引っ張り出すかの個人個人の意識の共有がまだまだだった。個人としてもっとできたと思うのは、ボールを動かし続けて出てくるまでおびきだすということ。チーム全体を僕がコントロールすべきだった」と反省の弁を述べた。

 今季琉球から完全移籍で浦和に加入し、J1初挑戦を続けている24歳。ここまで11試合全試合のフル出場が続いているが、さらなる進化の余地を感じているという。「チームがやりたいサッカー、目指しているサッカーと自分の特長がマッチしている結果」と自身の立ち位置を見つめた小泉は「課題がたくさんある。チームを直接勝たせられるプレーが全然できていないので、まだまだだと思う」と成長を誓った。

(取材・文 竹内達也)
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