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「アタックのほうに目一杯力を出せた」イッペイ・シノヅカ、古巣戦で柏移籍後初ゴール!

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J1でのゴールは2017シーズン以来5年ぶりのイッペイ・シノヅカ

[5.22 J1第15節 横浜FM1-1柏 日産ス]

 今シーズン、大宮アルディージャから完全移籍で柏レイソルに加入したMFイッペイ・シノヅカ。公式戦14試合目で移籍後初ゴールが生まれた。

 横浜F・マリノス戦、スコアレスで迎えた後半32分にMF神谷優太と代わってピッチに送り込まれたイッペイ・シノヅカは、そのまま神谷のポジションだった右のサイドハーフに入った。そして、投入から5分後の37分、左サイドのMF仲間隼斗がクロスを入れる。「クロスが入ったらDFの前か裏に行こうとしていた。うまく裏のほうに(クロスが)きたので、滑り込んでシュート」というイメージを描いた背番号31は、「ボールもそこまでよく見えなくて」という状況ながら、右足で合わせてゴールネットを揺らした。

 イッペイ・シノヅカがJリーグで最初に所属したのが、横浜FMだった。この日舞台となった日産スタジアムは、2017年から2シーズン半プレーしたかつてのホームだ。「マリノスは自分のなかで大切なチーム」との一戦は、「移籍初ゴールもあって複雑な心境でした」と試合後に胸の内を明かす。2019年夏に大宮へ移籍したイッペイ・シノヅカにとって、日産スタジアムのピッチに立つのは2018年11月3日以来のことだった。試合前のメンバー発表時には、横浜FMサポーターに大きな拍手で迎えられ、「改めてマリノスファンのよさ、雰囲気のよさがうれしくて」と表情をほころばせた。

 直近は3バックを採用していた柏は、リーグ戦7試合ぶりに4バックを採用。それに伴い、イッペイ・シノヅカのポジションも右ウイングバックから、右サイドハーフへとポジションを上げた。「移籍してきていろいろなポジションをやって、求められることが違いますし、ディフェンスの面でうまくいかないことがありました」と苦悩もあった。「アタックの部分でチームに貢献したい」と自信の強みを認識する中で、横浜FM戦では「アタックのほうに目一杯力を出せた」といい、ゴールという形で結実させた。

「毎試合結果を出していければ、必要な選手だという認識になると思う」。26歳のアタッカーは、さらなる活躍を期した。

(取材・文 奥山典幸)
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