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起死回生の同点ゴラッソ! 横浜FM松原健「イメージどおり」

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「調子が悪い時のサッカーになってしまっていた」と悔やんだ松原健

[5.22 J1第15節 横浜FM1-1柏 日産ス]

 敗戦の危機を救う会心の一発だった。後半37分に柏レイソルに先制を許し、1点を追いかける横浜F・マリノス。残り時間5分を切った中で、DF松原健の強烈なミドルシュートはGKから逃げるような弧を描いてゴールネットに吸い込まれた。「トラップした瞬間にいいところにボールを置けたので、イメージどおり」と松原は同点弾を振り返った。

 松原のゴールは、昨シーズンの第21節・大分戦(○4-0)以来7か月ぶり。狙い通りのスーパーミドルに、背番号27は雄叫びを上げた。

 ゴールシーンの起点になったのも、「窮屈さを感じていた」という松原のサイドチェンジだった。ハーフライン付近から出したロングフィードが左サイドのMF仲川輝人へ通ると、MF喜田拓也、仲川を経てゴール中央まで上がってきていた松原にボールが戻ってくる。「崩すのもいいですけど、崩しきれなかった場合」のオプションとして「練習していた」ミドルシュートがチームに勝ち点をもたらした。

「(柏が)守備をかためてきてチャンスをつくれず、前半は最後のパスの乱れが目立ってしまいました。後半に入っても打開できなかったのですが、なんとか引き分けで終わることができました」とアンジェ・ポステコグルー監督は、勝ち点1をひろったことに安堵するが、攻撃陣を封じられた感は否めない。「全体的になかなかチャンスを作れなかった。今日の試合に関しては自分たちのやろうとしていたことができなかった」とストレスを募らせていた。

(取材・文 奥山典幸)
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