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勝ち点2を取りこぼすも攻守に手応え、柏DF上島拓巳「これをスタンダードに」

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柏アカデミー出身のDF上島拓巳

[5.22 J1第15節 横浜FM1-1柏 日産ス]

 3連勝の後に、無得点で3連敗。その6試合で3-4-2-1をチョイスしていた柏レイソルネルシーニョ監督は、「何かを変えないといけない」と横浜FM戦では7試合ぶりに4バックで臨んだ。DF大南拓磨とともにセンターバックに入ったDF上島拓巳は、「スピードがあって個人で打開できる」という横浜FMの3トップをケアするために、「裏のスペースを使われないように、いつもより引いたところにブロックを敷いてプレッシングに出ていく」戦い方を選択したと明かす。

 4バックへの変更に抵抗はない。むしろ上島は柏に入団した2年前にも4バックのほうが馴染みがあると語っていた。プロ入り後に3バックのリベロも経験したが、昨シーズン期限付き移籍していたアビスパ福岡でも4バックのセンターバックとしてプレーしていた。「4人で横幅を守れるのはバランスがいい」と、そのやりやすさを感じている。1点を献上してしまったが、「自分たちのやろうとしていたことができなかった」(ポステコグルー監督)と横浜FMは柏の守備に対してフラストレーションを溜めていた。

「ボランチの選手がチームのために走ってくれて、自分たちがやりやすいように守備ができていた。センターバックが狙いを持った守備ができて、自分のよさが出せた」と上島は守備面での手応えを口にする。

 攻撃面に目を向ければ、チームに4試合ぶりにゴールが生まれたことも光明だ。「相手のミスをついてカウンターに出るのは前半後半とおして何回かありましたし、ビッグチャンスもつくった」と上島が指摘するように、守から攻へ素早く切り替え、カウンターで決定機も迎えた。「これをスタンダードにしていければ」と次戦以降の戦いに目線を移した。

(取材・文 奥山典幸)
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