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後半の2ゴールで神戸が4試合ぶり勝利! 柏は立て直せず5戦未勝利…

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リーグアウェー柏戦での勝利は、2009年8月2日以来12年ぶりの神戸

[5.26 J1第16節 柏1-2神戸 三協F柏]

 26日に行われたJ1第16節、三協フロンテア柏スタジアムではヴィッセル神戸柏レイソルを2-1で下した。MF郷家友太とオウンゴールで先行した神戸は、柏の反撃をMF椎橋慧也の1点に抑え、4試合ぶりの白星を手にした。

 前節・横浜FMに引き分け(△1-1)て、連敗を「3」でストップしたものの4試合勝ちなし(1分3敗)の柏。MFクリスティアーノが7試合ぶりに復帰したほかは、6月に行われるW杯アジア2次予選の韓国代表に選出されたGKキム・スンギュら前節と同じメンバーが並んだ。

 対する神戸は、3戦勝ち星に見放されている。中3日でのアウェー連戦となった今節は、FWドウグラスが2か月ぶりに先発に復帰。MFアンドレス・イニエスタ、DFトーマス・フェルマーレンはベンチ外となった。
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 開始6分、日本代表のMF古橋亨梧がループシュートを狙ったが、ボールはGKキム・スンギュの両手におさまる。最初のチャンスを神戸に譲った柏だが、その後はペースをつかむ。15分にはクリスティアーノのクロスをMF仲間隼斗が胸トラップからシュートを狙い、直後にはクリスティアーノが自ら強烈なミドルシュートを見舞う。

 18分には柏に決定機。MFドッジのスルーパスからFW細谷真大がDFに寄せられながらもフィニッシュまで持ち込んだが、GK前川黛也がゴールを許さない。

 右サイドからチャンスをつくる柏は、クリスティアーノから細谷がヘディングで狙い、DF川口尚紀の低い弾道のクロスから仲間がダイレクトで合わせるも、ゴールを決めることができず。前半アディショナルタイムには、シュートにいったドッジがMF中坂勇哉に接触され、VARチェックがあったがファウルは認められず、スコアレスで前半を終えた。

 後半開始30秒で試合は動いた。古橋のクロスをドウグラスが頭で落とすと、最後は郷家が押し込んで、神戸が先制に成功する。

 攻勢をかける神戸は中盤でボールを奪ってカウンターに出ると、MF山口蛍、ドウグラス、再び山口へとわたり、ペナルティーエリアへ進入。中央へ折り返そうとしたボールが川口の足に当たってゴールに吸い込まれる。オウンゴールで神戸がリードを2点に広げた。

 2失点目の後、2度の交代で4選手を投入した柏は、交代策が的中する。18分、途中出場MF神谷優太
のFKからMF椎橋慧也がニアサイドで合わせ、柏が1点を返した。

 追いかける柏だが、ミスが続いてなかなかシュートチャンスを創出することができず。4分のアディショナルタイムをしのいだ神戸は、今季7勝目を挙げて勝ち点を27にのばした。

 一方、敗れた柏は5戦未勝利と苦しい状況が続いている。

(取材・文 奥山典幸)
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