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7試合ぶり復帰でフル出場のクリスティアーノ、「まだ100%じゃない」

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「チームのために戦いたい」と意気込むクリスティアーノ

[5.26 J1第16節 柏1-2神戸 三協F柏]

 前節・横浜FM戦でシステムを4バックに戻し、終盤に追いつかれて引き分けに終わったものの、内容的にはネルシーニョ監督も選手も手応えを感じていた柏レイソル。その勢いそのままに、ヴィッセル神戸戦の前半は、多くのチャンスをつくった。

「前半だけを見ると、我々が優位に立って勝利に近づいていた感触があった」と振り返ったのは、「ひざの怪我」から7試合ぶりに復帰したMFクリスティアーノだ。4-2-3-1の右サイドハーフで先発すると、クロスで好機を創出。MF仲間隼斗、FW細谷真大のシュートを演出し、代名詞ともいえる強烈なミドルシュートも見舞った。

 チームに勝利をもたらすことはできなかったが、1か月半ぶりにフル出場を果たした。「正直言うと、今日ここまで活躍できるか確信はなかった。幸いまだ100%じゃない状態の中で、90分出ることができた」と復調への手応えを感じるも、1-2での敗戦には「残念な結果」と肩を落とした。

 前述のように先制するのは時間の問題かと思われた柏だったが、後半開始30秒で先制を許すと、その6分後にも追加点を献上。セットプレーでMF椎橋慧也が1点を返したが、失点後は前半ほどの勢いはなかった。後半開始まもなくの失点だっただけに、「0-1でゲームを進めても悪くない」展開だったが、短い時間でリードを広げられてしまった。決勝点となった2失点目は結果的にオウンゴールだったが、カウンターから崩された格好だ。「立て続けに失点してゲームが壊れてしまっている」(椎橋)状況を改善できるか。柏にとって中断前最後の試合となる第17節は、29日、ホームに札幌を迎える。

(取材・文 奥山典幸)
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