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後半30秒で先制点の神戸MF郷家友太「調子をどんどん上げてくれる」ゴールに

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J1通算10ゴール目となった郷家友太

[5.26 J1第16節 柏1-2神戸 三協F柏]

 柏レイソルのペースで推移していた最初の45分を終えたヴィッセル神戸だったが、先制したのは後者のほうだった。神戸ボールではじまった後半、一度GKまでボールを下げてから大きく前線に蹴り出すと、一気に柏ゴール前へ迫る。柏がクリアを試みて一度ボールにさわったが、クリアボールをMF古橋亨梧がひろってクロスを入れると、ファーサイドでドウグラスが頭で落としたところをMF郷家友太が押し込んだ。

 最初は古橋の「クロスに飛び込むイメージ」を持っていたというが、「(クロスが)頭を越えていったので体の向きを変えたところでドグ(ドウグラス)がいたので、勢いを持って入っていくだけでした」。柏DFの2人がドウグラスにつられたところで、ゴール前でフリーになっていた郷家が先制点を挙げた。

 後半開始から30秒でのゴールには、前節・浦和戦(●0-2)での教訓が生きた。後半2分にMF田中達也に先制点を許し、「前節みたいな後半立ち上がりの失点はなくしていこう」と共通認識を持ったといたという。「前節やられたことが、この試合では自分たちができていた」と郷家がいえば、三浦淳寛監督は「浦和戦のあと、きつくミーティングでも言いましたし、そのことを選手たちは理解してくれた」と称える。

 郷家にとっては、3月10日の第3節・FC東京戦(○3-2)以来2か月半ぶり、今季2点目のゴールに。「自分の調子をこれからどんどん上げてくれる、きっかけをつくってくれる得点」。来月10日に22歳を迎えるMFは、さらなる活躍を誓った。

(取材・文 奥山典幸)
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