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浦和入団の酒井宏樹「レイソルに関しては…」「移籍について人種差別とかいろいろ聞かれたけど…」

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 浦和レッズに入団したDF酒井宏樹が14日、入団会見を行った。クラブはスポーツギフティングサービス『エンゲート』で会見の様子を期間限定公開している。

 浦和のユニフォームに袖を通した印象を問われた酒井は、「ハノーファーの時や代表の練習着も赤なので、そこまで違和感はない。でも実際に着てみて、加入した実感が沸いてきた。これから似合うようなプレーをピッチの中でしていければ」と気合十分に話した。

 2012年、22歳で欧州に渡った酒井が、トップレベルの選手として日本に帰ってきた。フランスの名門マルセイユでは2016年から5シーズンをプレー。しかしマルセイユを退団したあとは日本でプレーすると決めていたといい、「責任感や緊張感をもたらしてくれるクラブを探していた。その中では浦和はマルセイユのような特別なサポーターがいる」と移籍理由を説明した。

 W杯前年に欧州を離れて日本に戻るという決断に、周囲の反応は驚きがほとんどだったという。「噂では家族のことや人種差別とかいろいろ聞かれた」とも明かすが、「今回の移籍は単純に自分が決めたこと」と強調。「ここまで自分で決めて成功してきたと思っているので、今回も必ず成功させるという強い思いで決めました」と覚悟を語った。

 柏レイソル。中学校の時から在籍したクラブで、酒井にとってはプロデビューを飾った特別なクラブ。欧州移籍後も強化部とは連絡を取り合っていたといい、今でも関係は良好だとする。「ただ今回は行くタイミングではないと思った」という。「大好きなクラブのひとつですが、今回はシンプルに浦和に行きたいと思った」と挑戦を選んだことを強調した。

 ポジション争いも楽しみにする。右SBはDF西大伍との競争になるが、「大伍さんはタイプも違うし、むしろ一緒にやれることが楽しみ」と胸を躍らせる。「ライバル関係になるかもしれないけど、今は11人がいろんなポジションをこなしていく。右側と思ってくれればいいと思います」と切磋琢磨を誓った。

 東京オリンピック代表にはオーバーエージで出場することも内定している酒井。円熟期を迎える日本の右の翼が、浦和から新たな風を吹かせる。
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