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宇賀神&柴戸弾の浦和、4試合ぶりの勝ち点3! 柏は今季2度目の4連敗…

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敵地で勝利した浦和は勝ち点を32に伸ばした

[6.23 J1第19節 柏0-2浦和 三協F柏]

 23日に三協フロンテア柏スタジアムで行われたJ1第19節は、DF宇賀神友弥とMF柴戸海の得点で浦和レッズ柏レイソルに勝利し、4試合ぶりの勝ち点3を手にした。

 リーグ3連敗中の柏は、4日前の広島戦(●0-1)でJ1デビューを飾ったGK佐々木雅士が引き続きゴールマウスに。昨年9月27日の横浜FM戦で左脛腓骨骨折を負ったMF戸嶋祥郎が9か月ぶりにメンバーに入った。また、ウォーミングアップ終了後にスタメンのMF仲間隼斗がメンバー外となり、MF瀬川祐輔と代わるアクシデントがあった。

 湘南に逆転負け(●2-3)を喫し、6試合ぶりの黒星となった浦和。中2日で迎える今節は、DF岩波拓也とMF伊藤敦樹を除く先発9選手を入れ替え。GK西川周作が6試合ぶりにスタメンに入り、DFトーマス・デンが今季リーグ戦初出場を果たした。
[スタメン&布陣はコチラ]

 前半6分、中盤から持ち上がった柴戸がFW興梠慎三に縦パスを入れると、興梠はダイレクトでMF関根貴大にはたく。ペナルティエリア内に進入した関根だったが、柏守備陣が懸命に戻ってシュートまでは至らない。さらに、その流れで敵陣でボールを回収すると、MF汰木康也のスルーパスから興梠がシュートを放ったが、判定はオフサイドだった。

 柏はボールを奪っても前線にボールがおさまらず苦しい展開を強いられる柏だが、5試合ぶり先発のFWイッペイ・シノヅカやFWアンジェロッティがシュートを狙っていく。

 28分、FW武藤雄樹がロングボールを興梠に合わせると、走り込んだ汰木にヒールで落とす。しかし、右足から放たれたシュートは、ゴールマウスをとらえることはできない。39分には、自陣で伊藤がボールを奪うと一気にカウンターへ。武藤に預けた伊藤が長い距離を走ってペナルティエリアでリターンを受けると右足を振り抜いたが、GK佐々木の正面を突いた。

 前半終了間際には、DF山中亮輔のクロスに対してGK佐々木が処理を誤り、こぼれ球を武藤が狙ったが、ジャストミートできず。スコアレスのまま最初の45分を終えた。

 後半最初の決定機をつくったのは浦和。5分、トーマス・デンのスルーパスから興梠がGKとの1対1を迎えたが、シュートは枠を外してしまう。

 柏もスローインを深い位置で受けたイッペイがクロスを入れると、アンジェロッティがヘディングシュート。しかし、ボールはクロスバーをわずかに越えてしまう。

 16分、浦和は2トップの興梠と武藤を下げて、FWキャスパー・ユンカーとMF小泉佳穂をピッチに送り込むと、1分も経たないうちにユンカーがシュートまで持ち込んだ。すると19分には、小泉が左サイドに展開して山中がクロスを上げると、柏DFはクリアしきれずファーサイドの関根に通る。関根が落としたボールを宇賀神が振り抜くと、ゴール左隅に吸い込まれ、浦和が均衡を破った。

 失点後には3回の交代でDF山下達也、FW細谷真大、戸嶋をピッチに送り、布陣も3-4-2-1シフトした柏は、瀬川が決定機をものにできずにいると、逆にCKから柴戸に追加点を許してしまう。

 後半アディショナルタイムには柏のキックミスからユンカーが決定機を迎えるも追加点は奪えず。浦和が完封で4試合ぶりに勝ち点3を手にしている。

 一方、敗れた柏は今季2度目の4連敗を喫した。

(取材・文 奥山典幸)
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