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相手のミスをしたたかに突いた千葉、船山2発で5試合ぶり白星…群馬は3連敗に

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2ゴールを記録したジェフユナイテッド千葉FW船山貴之(写真は3月14日のもの)

[7.3 J2リーグ第21節 千葉 2-0 群馬 フクアリ]

 J2リーグ3日、第21節を開催し、フクダ電子アリーナではジェフユナイテッド千葉ザスパクサツ群馬が対戦。前半37分にFW船山貴之の得点で千葉が先制すると、後半13分に船山が加点して2-0の完封勝利を収め、5試合ぶりの白星を獲得した。

 ここ4戦未勝利(2分2敗)の千葉は26日の第20節北九州戦(△0-0)から先発1人を入れ替え、DFチャン・ミンギュらを先発起用。一方、ここ3戦未勝利(1分2敗)の群馬は、前節甲府戦(●2-6)から先発4人を入れ替え、GK清水慶記、DF吉永昇偉、MF岩上祐三、FW高木彰人らがスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 前半13分に決定機を創出したのはホームの千葉。MF田口泰士の縦パスを受けたFWサウダーニャが相手複数人の注意を引き付けてスルーパスを供給。PA内で受けた船山がGKとの1対1を迎えるも、シュートは清水に阻まれてネットを揺らすには至らなかった。

 その後、両チームともにゴールに迫ろうとするが、相手守備を崩し切れずになかなか好機を生み出せない。しかし、前半37分に千葉が一瞬の隙を突いて先制に成功。GK新井章太が蹴り出したCKをMF小田逸稀が高い打点のヘッドで落とすと、相手の連係ミスを突いて最終ライン裏に抜け出した船山が清水までかわし、無人のゴールに蹴り込んでスコアを1-0とした。

 1-0のまま後半を迎えると、同13分に思わぬ形から千葉が追加点を奪取。群馬最終ラインの連係ミスからボールを奪ったFWサウダーニャがPA内まで運んでラストパスを送ると、フリーで反応した船山が左足で蹴り込んでリードを2点差に広げた。

 2点のリードを許した群馬は後半15分、FW青木翔大、MF金城ジャスティン俊樹、DF平尾壮の3枚を一気に投入。さらに同27分にはMF白石智之、DF藤井悠太を同時にピッチに送り出して状況を打開しようと試みる。

 後半32分には千葉をアクシデントが襲い、FW大前元紀へのファウルで船山が一発退場となって数的不利に。しかし、その後も群馬に得点を許さずに逃げ切った千葉が2-0の完封勝利を収めた。敗れた群馬は3連敗を喫することになった。

(取材・文 折戸岳彦)
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