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名波監督が“7.3の日”に松本初白星!! 阪野V弾に選手ともども歓喜爆発「マインドを変えてくれた」

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[7.3 J2第21節 松本2-1東京V サンアル]

 J2リーグは3日、第21節を行い、松本山雅FC東京ヴェルディを2-1で下した。松本の名波浩新監督は就任2試合目で初白星を収めた。

 前節の琉球戦では0-4の大敗を喫し、名波監督の初陣を飾れなかった松本。それでもこの日は前半17分、先に試合を動かした。右コーナーキックのセカンドボールを拾ったMF外山凌がペナルティエリア内に浮き球を送り込むと、FW阪野豊史がそらしたボールがDF若狭大志に当たってゴールイン。オウンゴールで先制点を奪った。

 さらに松本は前半26分、MF佐藤和弘の左コーナーキックからDF常田克人がヘディングシュート。これがゴール左上を突いたが、GKマテウスのセーブに遭った。一方の東京Vは前半43分、MF井出遥也の縦パスから左サイドをDF山口竜弥が抜け出し、折り返しを受けたFW小池純輝が右足でシュート。これはGK圍謙太朗に阻まれ、松本の1点リードで後半を迎えた。

 それでも後半12分、東京Vは左サイドを山口が振り切って低いクロスを送ると、ゴール前の混戦からFW端戸仁が左足を一閃。ブロックを試みたDF星キョーワァンに当たったボールが軌道を変えてゴールマウスに吸い込まれ、東京Vが試合を振り出しに戻した。

 ところが後半16分、松本はGKの圍が敵陣にフィードを送り込むと、攻撃参加していた星が高い打点のヘディングで前方につなぎ、パワープレー気味にチャンスを創出。するとこれを受けた阪野がペナルティエリア内で左に持ち出し、左足シュートでネットに突き刺した。

 決めた阪野は名波監督の元に向かい、ベンチメンバーも含めて歓喜の輪。一体感を見せた松本が最後までリードを守り切り、9試合ぶりの白星を収めた。

 試合後、フラッシュインタビューで決勝ゴールのシーンを振り返った阪野は「みんなで一体となっていい準備をしてきたのでみんなで喜んだ」と笑顔。名波監督は「ゲームプランどおり行っていたところも前節よりも多かった。体重も前、選択も前というシーンも増えた。見にきていただいた6890人の方々には、ちょっと変わったかなという匂いをさせられたと思う」と手応えを語りつつ、「ただただ足りないところも多々あったし、ブサイクなシーンもあったと思うのでそういうところをまず減らしていくことと、相手に握られている時に危険だなという匂いをしたシーンも何度もあったので、われわれには余裕があるとか、こういう風にボールを奪うコンセプトがあるとか、そういう自信が持てるようなシチュエーションがもう少しできれば、守備から攻撃に回数多くやれた」と改善を誓った。

 その上で「選手がマインドを変えてくれた。今までやっていたのが非ではなくて、俺がやるのが是ではなくて、良し悪しではなくて、人事が変わったということはピッチ上もピッチ外もいろんな変化があるよというマインド変化を非常にスムーズにやってくれた。一つ一つのトレーニングの意図を感じながらやろうという中でこの2週間してきたが、それに関してはレベル1だと思う。ただ吸収力は抜群にあると思うので、変えがいはある。そういう感触のもと、2試合目で勝てたのは少しラッキーもある」と振り返った。

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