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現役大学生が大仕事!! G大阪、来季加入の関学大FW山見がJ1デビュー戦で劇的決勝弾

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[8.13 J1第24節 清水0-1G大阪 アイスタ]

 J1リーグは13日、第24節1試合を行い、ガンバ大阪清水エスパルスを1-0で下した。途中出場でJ1デビューを果たした特別指定選手のFW山見大登(関西学院大)が後半37分、華麗なカットインからの左足シュートで値千金の決勝ゴールを決めた。

 清水は今月9日に行われた第23節(△2-2)で、横浜FMの連勝を7でストップ。中3日で臨むこの日は先発3人を入れ替え、途中出場から同点ゴールを演出したFW後藤優介とMF西澤健太のコンビを起用した。対するG大阪は前節・徳島戦(●1-2)から4人を変更し、DF藤春廣輝が4月3日の第7節・広島戦(△0-0)以来約4か月ぶりに先発した。

 試合は両チームともに多くの見せ場をつくりながらも、序盤はなかなかゴールが入らない展開が続いた。

 前半7分、G大阪はDF柳澤亘のクロスに反応したFWレアンドロ・ペレイラがヘディングシュートを狙ったが、ボールは左ポストに直撃。対する清水も同16分、FWチアゴ・サンタナの強烈なシュートがGK東口順昭のビッグセーブに阻まれると、直後のCKでは西澤のキックにDFヴァウドが頭で合わせるも、左ポストに弾かれる。

 飲水タイム後は徐々に清水が主導権を握り、前半32分には西澤のセットプレーでチャンスを次々に迎えるも、G大阪守備陣が身体を張って阻む。同45分、G大阪はDF三浦弦太のコンタクトレンズが外れ、一時10人で戦うことを強いられるアクシデントもあったが、最後まで集中力を保って前半をスコアレスで終えた。

 後半10分、清水は西澤の左CKをニアサイドでDF井林章がフリックし、ゴール前に飛び込んだT・サンタナがダイレクトで合わせてネットを揺らす。ところが、ボールはT・サンタナの手に当たっていたとしてハンドの判定。規則により、T・サンタナにはイエローカードが提示され、ゴールは認められなかった。

 対するG大阪は後半12分、MF矢島慎也のパスを受けたL・ペレイラが振り向きざまに力強いシュートを放ったが、またしてもボールは左ポストに当たった。

 このまま試合が進んでいくかと思われた後半30分、G大阪の選手交代が試合を動かした。MF倉田秋に代わって投入されたのは、関西学院大在学中で来季の正式加入が決まっている山見。初のベンチ入りでJ1デビューを飾った山見は同33分、さっそくゴール右斜め前から強烈なミドルシュートを放ち、GK権田修一を強襲した。

 そして後半37分、ついにスコアを動かした。途中出場のMF小野裕二からのロングフィードを足先で巧みに収めた山見はペナルティエリア右を攻め込むと、クロスフェイントの切り返しからカットインし、左足を一閃。カーブを描いたインスイングのボールには名手権田も届かず、値千金の先制ゴールとなった。試合はそのままタイムアップ。1年時には天皇杯でG大阪を破るゴールも記録した現役大学生が、プロ入りを待たずにG大阪に勝ち点3をもたらした。

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