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イニエスタの“強い推薦”…神戸加入の元バルサFWボージャン「ベストなオプションだと感じた」

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ヴィッセル神戸FWボージャン・クルキッチ

 “バルサ化”の一翼を担うスター選手がまた一人、ヴィッセル神戸に加わった。元スペイン代表FWボージャン・クルキッチが22日、東京都内で行われた記者会見にオンラインで出席。「いろいろなオファーがあった中、ヴィッセル神戸がベストなオプションだと感じたのが移籍の決め手。モチベーションを感じられたし、プロとしても一人の人間としても一番いいタイミングだと思えた」と思いを語った。

 幼少期からバルセロナのカンテラ(育成組織)で育ち、高い技術と得点力で有望視されてきたアタッカー。バルサのトップチームでも100試合以上の出場歴を持つほか、退団後もローマ、ミラン、アヤックス、マインツなど各国のトップカテゴリでプレーしてきたビッグネームだ。

 22日に行われた会見のオープニングでも、青とエンジのユニフォームに身を包んだ姿が絶大なインパクト。三木谷浩史代表取締役会長が「Youtubeで見るとファンタジスタのプレー」と表現したように、MFアンドレス・イニエスタ、MFセルジ・サンペール、DFフェルマーレン、FWダビド・ビジャ(19年末に現役引退)に続く“バルサ出身選手”にかかる期待は大きい。

 また「イニエスタからの強い推薦」(三木谷会長)で加入したというボージャン自身も、旧友との再会は喜びとなっているようだ。

 記者会見後の囲み取材でボージャンは「私にとって友人。バルセロナのデビュー時から数年プレーして、最も仲が良かった選手の一人。これまで多くの有名選手とプレーしてきたが、一番身近に人間味を感じた選手。自分が名も無いころ、スター選手だったイニエスタ選手にサポートしてもらい、気さくに声をかけてもらったことが思い出。彼と一緒にプレーできることを喜んでいる」と語っていた。

 昨年末にMLSのモントリオールを契約満了となり、半年間は無所属だったためコンディション面には不安も残るが、1990年生まれの30歳。まだまだ衰えるような年齢ではない。

「(無所属期間は)コロナ禍の状況も見ながら、自分にとってベストだと思えるオファーが来るのを待っていた。バルセロナで練習をしながら最終的にヴィッセルから声をかけてもらい、ヴィッセル神戸には感謝しているし、この日本でチャレンジする大きな機会を与えてくれたこと、愛してやまないこのスポーツをする機会を与えてくださったことに感謝している」。

 そう感謝を語ったボージャンは「どの国に行ってもサッカーのレベルは高いし、ヴィッセル神戸でも自分のプレーをうまくやっていけると思っている。昨日の試合(鹿島戦)を見て、素晴らしい選手が揃っているので、うまく連係し、100%を日々出しながらチームに貢献していければ」と力強く意気込みを語った。

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