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「フロンターレは死んでいない」川崎F小林悠が6年連続2桁得点を達成

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FW小林悠が6年連続2桁得点を達成

[8.28 J1第27節 札幌0-2川崎F 札幌ド]

 今季初黒星から中2日のアウェー連戦だったが、首位川崎フロンターレが4試合ぶりの勝利を飾った。6試合ぶりに先発に復帰したFW小林悠が1ゴール1アシストの活躍を見せ、苦境に立たされているチームを救った。

「自分が(ゴールを)決めて勝つことしか考えていなかった。チームのためにやってやろうという気持ちで入りました」。序盤から札幌が攻撃のリズムをつくっていたが、劣勢の中で貴重な先制ゴールを奪った。前半34分、左サイドから持ち上がったFW宮城天が横パスを通すと、狭いエリアで受けた小林は相手に体を預けながらターンし、鋭い右足シュートで先制のネットを揺らした。

「天からパスをもらった時に狭かったんですが、試合前にちょうどそういうイメージをしていた。イメージ通りにシュートを流し込みましたし、チームにとって大きいゴールだったかなと思う」

 技ありの先制点は今季10ゴール目。33歳のベテランFWは6年連続の2桁得点を達成した。「2桁は最低目標なのでそこは通過点として、取れたのは良かった」。前半39分にもクロスでFW遠野大弥のゴールをアシスト。全2得点に絡み、守備面でも大きく貢献した。

 チームは無敗街道を突き進んできたが、前節の福岡戦(●0-1)で今季初黒星。開幕無敗記録は25で途絶え、昨季から続く無敗記録も30でストップした。MF田中碧やMF三笘薫が欧州に移籍し、負傷者も続出する苦しい状況で、2位横浜FMに勝ち点1差まで追い上げられたが、苦しみながらも今節首位をキープ。価値ある勝利をもたらした小林は「フロンターレは死んでいないというところを見せたかった。またここからリーグ戦もルヴァン杯も勝っていけたら」と力強く語った。

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