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上田綺世が23歳バースデー弾! “お得意様”横浜FMから5戦6発「自分の武器は活きやすい」

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[8.28 J1第27節 横浜FM 0-2 鹿島 日産ス]

 横浜F・マリノス相手にプロ入り以来5試合連続ゴールで通算6点目。鹿島アントラーズのFW上田綺世がまたしても“お得意様”を沈めた。この日は23歳の誕生日。上田はプロ入り後初のバースデーゴールに「たまたま誕生日でした」としながらも、「貴重な勝利になったと思うし、チームも勝って、これから勢いに乗って行けたらと思う。素晴らしい誕生日になった」と振り返った。

 1-0でリードして迎えた前半30分、上田は自陣から長い距離をドリブルしてきたMFディエゴ・ピトゥカからのスルーパスに絶妙なタイミングで抜け出した。

「ボールを奪ってからピトゥカが前を向いて、初めはサイドに起点を作ろうと思っていた」。まずは右サイドのスペースに開いた上田だったが、ピトゥカの判断を見てプレー選択を変更。「ゴールに近い選択肢をタイミングよく選べたし、それを感じ取っていいパスを出してくれた」と追いかけてきたDF畠中槙之輔の背中を取り、ゴール前に走り込みながらパスを受けた。

 そのまま自身の間合いでシュートモーションに入り、最後はアウトサイドキックでGK高丘陽平の股下を打ち抜いた。これで横浜FM戦では全5試合連続ゴールで通算6点目。相性の良い相手について「得意なイメージは特にないけど、ハイラインだというのは分かっていたし、動き出しという自分の武器は活きやすいと思う」と冷静に語った。

 上田の活躍もあり、鹿島は横浜FM相手にシーズンダブルを達成するとともに暫定3位に浮上。それでも「順位はあくまでも暫定なので気にせず、僕は僕のパフォーマンスをしてチームを勝たせる準備をして、トレーニングに励んでいきたい」と落ち着いた言葉。「それをチームみんなでできたら、今後も勝って一つずつステップアップできると思う」とすでに先を見据えていた。

(取材・文 竹内達也)
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