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J史上初の珍事発生! 徳島コーチがVARに“ボトル蹴り”見つかり一発退場

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徳島ヴォルティスのマルセルコーチ(写真右)

 J1リーグ第27節のアビスパ福岡対徳島ヴォルティス戦で、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)をめぐってリーグ史上初の珍事が起きた。

 問題の出来事があったのは前半35分すぎ。ピッチ上の選手の接触に対して抗議を行った徳島ベンチに対し、第4審の正木篤志氏がコミュニケーションを取った際、不満そうなジェスチャーを見せていたマルセルコーチが第4審の足元付近に置かれていた給水ボトルを蹴った。

 飯田淳平主審は当初、プレーとは関係ないところで起きた出来事に気づいていなかった。それでもスタジアム内の中継カメラには水しぶきが飛ぶ場面が収められており、VARから主審に情報が伝達。福岡のファウルでプレーが止まった際、飯田主審はピッチ脇のモニターでオンフィールド・レビューを行い、マルセルコーチにレッドカードを提示した。

 今季からJ1リーグに導入されているVARは①得点②PK③一発退場④人違いの誤審に介入し、主審に助言を行う補助審判員。国際サッカー評議会(IFAB)が定める国際ルールでは2019年夏以降、監督・コーチら試合役員にもカードが提示できる規則となっているため、正しい運用だった。

 なお、VARの助言によって監督・コーチに一発退場処分が下されるのはJリーグ史上初の事例となった。

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