[9.11 J2リーグ第29節 千葉 1-3 磐田 フクアリ]

　鮮やかな逆転勝利の立役者となった。2得点を奪ったジュビロ磐田FWルキアンは「自分一人で決めたゴールではない」とボールをつなげてくれた仲間への感謝を示した。

　前半を0-1で折り返す厳しい展開となったが、後半20分にDF小川大貴のゴールで同点追い付くと、試合終盤にカウンターの急先鋒となったルキアンが魅せた。

　まずは後半39分、相手のパスミスをカットしてMF大森晃太郎に預けると、自身はPA内へ。左のDF高野遼からのグラウンダーのクロスに誰よりも早く反応して逆転ゴールを叩き込んだ。さらに同アディショナルタイムにはFW小川航基の浮き球のパスから完全に抜け出し、ダメ押しとなるゴールを記録した。

「今日の2点は自分一人で決めたゴールではない。チームが同じ目標に向かっているので、その結果生まれたゴールだと思う」

　チームは首位をキープ。昇格への道を一歩一歩進んでいる。「毎試合毎試合が決勝だと思っている。今日が最後の試合だと思って、いつもピッチに立っているので、最後まで続けていきたい」と意気込んだ。

(取材・文　折戸岳彦)

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