beacon

新潟がJ1昇格争いに踏みとどまる4試合ぶり白星!! 東京Vは終盤猛攻も“まさかのミス”で終戦

このエントリーをはてなブックマークに追加

[9.19 J2第30節 東京V 1-3 新潟 味スタ]

 J2リーグは19日、第30節を各地で行い、アルビレックス新潟東京ヴェルディを3-1で破った。新潟は直近10試合2勝5分3敗と停滞が続き、J1昇格のためには後がない状況となっていたが、4試合ぶりの白星を収めた。

 立ち上がりから主導権を握ったのはアウェーの新潟。前半3分、MF三戸舜介のミドルシュートが左ポストわずか外を通り、同11分にMF高宇洋のミドルがGKマテウスを強襲すると、同12分にはDF早川史哉のインターセプトから右サイドを攻め上がり、MFロメロ・フランクが惜しいシュートを放った。

 そして前半14分、新潟がスコアを動かした。左サイドに開いたMF高木善朗のクロスはマテウスにパンチングで弾かれたが、右サイドでこぼれ球を収めた三戸がカットインから左足を一閃。強烈なシュートはDF若狭大志に当たって軌道が変わり、ゴール左隅に突き刺さった。三戸は第7節・東京V戦(○7-0)でのJ初ゴールに続き、またも同じ相手から今季2点目を奪った。

 ところがその後は東京Vも盛り返す。前半19分、DF福村貴幸の浮き球パスをFW端戸仁がペナルティエリア内で受け、胸トラップから左足でゴールネットを揺らすもオフサイド。同21分にはMF石浦大雅のスルーパスを受けたMF小池純輝が角度のないところから右ポスト直撃のシュートを放った。

 新潟も後半32分、早川からの縦パスを受けた三戸がまたしても左足でカットインシュートを放つも、今度はマテウスがビッグセーブ。東京Vは同40分、MF梶川諒太からのパスを受けた石浦がスルーパスを送り、端戸が再び左足でゴールに流し込んだが、またしてもオフサイドの判定が下され、ゴールは認められなかった。

 新潟は後半開始時、FW谷口海斗に代わってFW鈴木孝司を投入。すると同7分、新潟は高の縦パスを高木がしなやかの身のこなしで受け、最終ライン裏を突破すると、DFンドカ・ボニフェイスの股を抜くグラウンダークロスをファーサイドへ。これに反応したMFロメロ・フランクがワンタッチで流し込み、リードを2点に広げた。

 それでも東京Vは後半11分、MF佐藤優平の浮き球パスにFW杉本竜士が抜け出すと、ペナルティエリア内で早川に倒されてPKを獲得。キッカーの小池がゴール中央に蹴り込み、早々と1点差に詰め寄った。

 なおも勢いを強める東京Vは後半16分、DF若狭大志のロングフィードに端戸が抜け出し、ヘディングでゴールを狙うも枠外。同22分には途中出場MF新井瑞希のクロスに端戸が頭で合わせたが、これも右に外れた。同34分には東京Vの堀孝史監督がタッチライン際でインプレーのボールに触れ、新潟FKで再開という珍しい場面もあった。

 東京Vは後半39分、まさかの交代策を敢行。ンドカと石浦をベンチに下げ、MF阿野真拓とFW佐藤凌我を投入し、佐藤優を最終ラインに下げた。それでも東京Vは同42分、佐藤凌のクロスに合わせた端戸のヘッドが枠を外れると、同45分にまさかのミス。マテウスと若狭のパス交換を鈴木に奪われ、無人のゴールに流し込まれて3失点目を喫した。試合はそのままタイムアップ。新潟がJ1昇格圏内との勝ち点差を9とし、なんとか昇格争いに踏みとどまった。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2021シーズンJリーグ特集ページ
●“初月無料”DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!

TOP