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価値ある追加点…新潟MFロメロは高木に感謝「よく見てくれていた」

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アルビレックス新潟MFロメロ・フランクが追加点

[9.19 J2第30節 東京V 1-3 新潟 味スタ]

 後半早々に決まった追加点がアルビレックス新潟の4試合ぶり白星を大きく手繰り寄せた。決めたMFロメロ・フランクは「ヨシくん(MF高木善朗)が持ったときに逆サイドに走っていたが、そこをよく見てくれていた。バウンドして難しかったが、うまく足に当てることができて良かった」と振り返った。

 新潟は1点リードで迎えた後半7分、右サイドで高木が縦パスを受け、相手DFと入れ替わりながら敵陣に侵入すると、グラウンダーでのクロスを配給。このボールが相手DFの股を抜き、ファーサイドから飛び込んだロメロがワンタッチで押し込んだ。

 後半開始時から投入されたFW鈴木孝司はニアへの走り込みで囮の役割を果たしており、複数人が連携した見事なカウンター攻撃。ロメロは「自分も孝司の動きを見ながら走っていたので、ニアに行くなと思って、ファー気味に待とうかなと思ったらボールが来たので決めるだけだった」と手応えを語った。

 新潟はこの日、「両サイドで幅を取って攻撃を構築しよう」(アルベルト監督)という狙いのもと、4-2-3-1と3-4-3の可変システムを採用。左サイドハーフをスタートポジションとしたロメロは「相手のSBを出させる動きをしてくれ」という指示の下、外に立つDF堀米悠斗をフリーにする役割を担っていた。

 東京VのMF佐藤優平が「(ロメロが)一つ飛ばしてプレッシャーをかけに来るのは分かっていたので、そこを利用しようと思っていた」と語ったように、システムのミスマッチにより守備で裏を取られる場面もあったが、ゴールを決めたことによって差し引きはプラス。ロメロは「90分間みんな集中できていたし、1点はPKで取られたけど、みんな体を張って守備をうまくできていた。こういう試合はすごく大事だと思うので、気持ちを切り替えて、次もいい試合をしていきたい」と先を見据えた。

(取材・文 竹内達也)
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