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FC東京レアンドロがまたも肘打ち…長谷川監督「彼も2度とやりませんと話していた」

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退場するFWレアンドロを見送る長谷川健太監督

[9.22 J1第32節 FC東京 1-1 名古屋 味スタ]

 FC東京長谷川健太監督はJ1第32節・名古屋グランパス戦の試合後、肘打ち行為で一発退場処分を下されたFWレアンドロに言及し、「試合が終わった後に彼と話をして、彼も反省をしていた。2度とやりませんという話をしていた」と明かした。

 問題の場面は後半35分。最終ラインで組み立てを担うDF中谷進之介にプレッシャーをかけた際、レアンドロはアフター気味に交錯しながら顔面に肘打ちを行った。主審はこの行為を見逃していたが、そこでVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入。ピッチ脇モニターでのオンフィールド・レビューを経て、レアンドロにはレッドカードが出された。

 試合後、オンライン会見に出席した長谷川監督は「内容的には勝ってもおかしくない内容の試合だった。こういう試合で勝利することができればチームも乗っていくと思う。気持ちのこもった熱い試合をやってくれた。内容的には素晴らしい内容の試合をしてくれた」とチームの戦いぶりについては前向きに述べつつも、レアンドロには厳しい口調で言及した。

「だからこそ、ああいうレッドカードは水を差すというか、やってはいけない行為。試合が終わった後、彼と話をして、彼も反省をしていた。2度とやりませんという話をしていた。2回目なので。怪我をさせる行為だったと思うので、われわれもしっかり反省して、熱いゲームがしっかりできるように中2日、しっかり準備していきたい」。

 レアンドロは昨年10月10日に行われたG大阪戦でも、プレーとは関係ない場面で相手選手に肘打ちなどの行為を犯し、3試合の出場停止処分を受けた。また昨年11月に行われた名古屋戦でも処分こそ受けなかったが、MF稲垣祥に肘打ちをする場面が映像で収められており、ネット上を中心に議論を呼んでいた。

 それでも長谷川監督はレアンドロの変化を感じているという。

「今日はイライラしているというより、気持ちの入った試合という中で、オウンゴール(記録はFWシュヴィルツォクのゴール)もあってということで、なんとかしていきたいという思いからアフター気味に手が入ってしまった。言い訳になるが、イライラしてやり返すという行為ではなかったことはわかってもらいたい」

 そう語った指揮官は前回の行為との違いを指摘。「前回は報復だったので許されないが、今回はそういうことではない。庇うわけではないし、やった行為は許されざる行為であり、レッドカード相当の行為だったが、報復でやったわけではないことだけはわかってもらいたい。勢い余ってやってしまったということだと思っている」とフォローした。

(取材・文 竹内達也)
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